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ドラゴン物語り  作者: kurokuro
帝国編
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112/154

第91話

今週分!

【】⇐これはナレーターです。半年ぐらい出てなかったので久々の登場

「ゲン。つまり、お前が言うには、帝国が攻めてくると。そう言う訳だな」

俺は、ミライ国王に事の経緯を話した。それからもうじきニンとハカセがリン達を連れてくるとの事だ。

「なぁそもそも帝国って何なんだ?」

「西の大陸に属する独立軍事国家だ。そして、十年ほど前か、ここ東の大陸に攻め、領土にしたのだ。そして、そこに帝国の小規模な国を築いたのだ。今もっとも危険視されている国だな。まぁ全ての元凶とまでは行かぬが、国王が変わったのも一つの原因だろうな。元々は良い国だったのだ。それが、新国王となってから全てが変わった。近隣の国々を攻め滅ぼし自国の領土にし、良い関係だった国さえも滅ぼす、そんな最悪の国になってしまったのだ。噂では "魔界" と繋がっているのではないか等と言われておる。要するにそこまでお恐られているのだ」

・・・まったく分からん。何を言ってるのかが分からん。

「はぁ。その様子だと分かっていないようだな。仕方ない。分かりやすく言ってやるとだな、ゲンが言っている帝国は本拠地ではない。と言うことだ」

「大分砕きましたね」

「仕方のない事だ、サンダー」

あ~つまり、帝国が二つあるってことか!

「違うな」

ん? どうしたのドラゴン? あってるだろ?

「ここまでバカだったとはな、正直引いたな」

んじゃ言ってみろよ。

「お前が分かるように言うとだな。ビミオンの中にだって町があるだろう?」

うん。町だけじゃなくて村とかあるもんな。

「それと一緒だ。帝国も同じことをしているんだ」

でも別の大陸なんだろ?

「それが問題だ。許可なく踏み込み勝手に作ったのさ。そして、今回宣戦布告されたんだよ」

じゃあ国の方に行けば、あっ!

「分かったか? "今" は宣戦布告をしてきた方にしか行けないんだよ。そっちにいる奴らが勝手にやっている可能性があるからな。仮に命を下していなかったらこちら側が不利になるからな」

えっとじゃ今できることは。

「こちら側にある帝国を潰すしかないな」

でも、それでも半分の国民は救いたい。

「言いたいことがあるみたいだな」

ミライ国王が俺に聞いてくる。顔にでも、出てたか?

「半分の国民は救いたいだ。できないかな?」

「・・・一つ。言っておくことがある。残念と言うべきか。国民はもういないのだ。先程連絡があってな。突如消えたのだ。国民が。そして、それと同時に鏡が現れたそうだ」

鏡? どこかで聞き覚えが。

「こちらの兵に関してだが、突如現れた老師によって壊滅状態、サンダーの右手は現在治療中。となると頼めるのはもう」

「俺たちか、他の国か」

「ああ。そうなのだがな、同様に奇襲により水の国また、サナイトも戦力を防衛に回している。だから、もう御前達しかいないのだ。帝国に人間を捕らえ西の大陸に送り返す、良いな?」

「良いんじゃねぇのか? ゲン、こっちもやられてんだ。遠慮は無しで行こう」

この肥は、ニン! 来たのか! ってことは皆来てんじゃん! でも、今は喜んでいる場合じゃね~

「いいのか?」

「こっちはもう、腹括ってらぁ」

俺ももうできてる。

「では、明日の早朝! 帝国に攻め入り、帝国の人間の確保! ただし! それ以外の者には手を出すな! 良いな!」

『オウ!』


「本当にいいのか? スズ?」

「何だ、リンか。ハッ! 別にいいさ。あのクソヤロウの顔は一発殴っときたいしな。早く寝ろよ。朝は早いぞ」

【決行まで、あと六時間】

頑張るぞい!

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