第91話
今週分!
【】⇐これはナレーターです。半年ぐらい出てなかったので久々の登場
「ゲン。つまり、お前が言うには、帝国が攻めてくると。そう言う訳だな」
俺は、ミライ国王に事の経緯を話した。それからもうじきニンとハカセがリン達を連れてくるとの事だ。
「なぁそもそも帝国って何なんだ?」
「西の大陸に属する独立軍事国家だ。そして、十年ほど前か、ここ東の大陸に攻め、領土にしたのだ。そして、そこに帝国の小規模な国を築いたのだ。今もっとも危険視されている国だな。まぁ全ての元凶とまでは行かぬが、国王が変わったのも一つの原因だろうな。元々は良い国だったのだ。それが、新国王となってから全てが変わった。近隣の国々を攻め滅ぼし自国の領土にし、良い関係だった国さえも滅ぼす、そんな最悪の国になってしまったのだ。噂では "魔界" と繋がっているのではないか等と言われておる。要するにそこまでお恐られているのだ」
・・・まったく分からん。何を言ってるのかが分からん。
「はぁ。その様子だと分かっていないようだな。仕方ない。分かりやすく言ってやるとだな、ゲンが言っている帝国は本拠地ではない。と言うことだ」
「大分砕きましたね」
「仕方のない事だ、サンダー」
あ~つまり、帝国が二つあるってことか!
「違うな」
ん? どうしたのドラゴン? あってるだろ?
「ここまでバカだったとはな、正直引いたな」
んじゃ言ってみろよ。
「お前が分かるように言うとだな。ビミオンの中にだって町があるだろう?」
うん。町だけじゃなくて村とかあるもんな。
「それと一緒だ。帝国も同じことをしているんだ」
でも別の大陸なんだろ?
「それが問題だ。許可なく踏み込み勝手に作ったのさ。そして、今回宣戦布告されたんだよ」
じゃあ国の方に行けば、あっ!
「分かったか? "今" は宣戦布告をしてきた方にしか行けないんだよ。そっちにいる奴らが勝手にやっている可能性があるからな。仮に命を下していなかったらこちら側が不利になるからな」
えっとじゃ今できることは。
「こちら側にある帝国を潰すしかないな」
でも、それでも半分の国民は救いたい。
「言いたいことがあるみたいだな」
ミライ国王が俺に聞いてくる。顔にでも、出てたか?
「半分の国民は救いたいだ。できないかな?」
「・・・一つ。言っておくことがある。残念と言うべきか。国民はもういないのだ。先程連絡があってな。突如消えたのだ。国民が。そして、それと同時に鏡が現れたそうだ」
鏡? どこかで聞き覚えが。
「こちらの兵に関してだが、突如現れた老師によって壊滅状態、サンダーの右手は現在治療中。となると頼めるのはもう」
「俺たちか、他の国か」
「ああ。そうなのだがな、同様に奇襲により水の国また、サナイトも戦力を防衛に回している。だから、もう御前達しかいないのだ。帝国に人間を捕らえ西の大陸に送り返す、良いな?」
「良いんじゃねぇのか? ゲン、こっちもやられてんだ。遠慮は無しで行こう」
この肥は、ニン! 来たのか! ってことは皆来てんじゃん! でも、今は喜んでいる場合じゃね~
「いいのか?」
「こっちはもう、腹括ってらぁ」
俺ももうできてる。
「では、明日の早朝! 帝国に攻め入り、帝国の人間の確保! ただし! それ以外の者には手を出すな! 良いな!」
『オウ!』
「本当にいいのか? スズ?」
「何だ、リンか。ハッ! 別にいいさ。あのクソヤロウの顔は一発殴っときたいしな。早く寝ろよ。朝は早いぞ」
【決行まで、あと六時間】
頑張るぞい!




