第一話 ドリーミー・タウンの場合、『キラキラ・キラー・パラダイス』
かつてないほど陽気な町、ドリーミー・タウン。
そこには毎日が歌とダンスで満ち溢れていました。
主人公は陽気でハンサムな青年、チャーリー・スマイル。
誰もが彼の笑顔に惚れ、彼の歌に心を躍らせます。
ある晴れた朝、チャーリーは鏡の前で髪を整えながら歌い始めます。
♪ 「スマイル・ソング」 ♪
(明るいアップテンポのメロディ)
「朝日がキラキラ、心もワクワク!
今日もみんなをハッピーにしたいな♪
笑顔で会えば、世界はバラ色!
ぼくの名前はチャーリー・スマイル!」
彼は町を歩きながら、通りすがりの人々と一緒に踊ります。パン屋のおじさん、花売りの女の子、郵便屋さん……みんなが手をつないでくるくると回ります。
しかし夜になると、チャーリーの目は少しだけ違った色を帯びます。
彼は静かに家を出て、誰も知らない場所へ向かいます。
そして……翌朝、町に「また誰かがいなくなった」という噂が流れます。
探偵のリリー・ライトは、この不思議な失踪事件を追っていました。
彼女は正義感あふれる明るい少女で、いつも大きな虫眼鏡を持って歌います。
♪ 「ミステリー・ダンス」 ♪
(軽快なスイング調)
「手がかりはどこ? 足跡はどこ?
キラキラの町に隠された謎♪
犯人はきっと、笑顔の裏側!
わたしが見つけて、ハッピーエンド!」
リリーはチャーリーの家を訪れます。
二人はすぐに意気投合し、一緒に町を歩きながらデュエットを歌います。
♪ 「ふたりのハーモニー」 ♪
「君の笑顔が好きだよ、チャーリー
君の元気が好きだよ、リリー
この町を守ろう、手をつないで
永遠に続く、キラキラの日々を!」
でも物語が進むにつれ、リリーは徐々に気づき始めます。
消えた人々の共通点……それは皆、チャーリーと最後に話した人たちだったのです。
クライマックス。
町の中央広場で盛大な祭りが開かれます。
みんなで大きな輪になって踊る中、チャーリーは突然立ち止まり、静かに歌い出します。
♪ 「ほんとうのぼく」 ♪
(少しだけトーンが落ちた、でも夢の国らしい綺麗なメロディー)
「そう、僕は常習ニキなのさっ!
死姦してゆくシリアル・キラーッ!
欲しいのは僕だけのミュージカル・フロア
死体になればしたい放題、持ち運べば部屋はダンスフロアッ!
強姦と殺人こそが最高のエンタメッ!
死姦ライブこそが最高のショーッ!
それが所謂スーパーライフッ!
常習ニキッ! 死姦大好きっ!
常習ニキッ! 肉便器大好きっ!
常〜習〜ニキ〜〜ッ!」
「SKからっ!」
「笑顔の下に、隠してたもの
ぼくはただ……誰よりも、静かな場所が好きだった
でももういいよ、隠さないよ
みんなに知ってほしい、ほんとうのぼくを」
広場が静まり返る中、リリーが一歩前に出ます。
彼女は怒ったり怖がったりせず、優しく手を差し伸べます。
「チャーリー、君はひとりじゃないよ。
一緒に歌おう。新しい歌を。」
そして最終曲。
♪ 「新しい朝の歌」 ♪
(大合唱、華やかなフィナーレ)
「過去は過去、未来はキラキラ!
間違えた道も、学びになるよ♪
手をつないで、歩き出そう
ドリーミー・タウンは、今日も笑顔でいっぱい!」
チャーリーは警察に連れて行かれますが、町の人々は彼を憎まず、
「もっと早く気づいてあげればよかった」と涙ながらに手を振ります。
リリーは彼に「いつかまた、一緒に歌おうね」と約束の歌を口ずさみます。
そして物語は、朝日に輝くドリーミー・タウンの全景と、みんなの大合唱で終わります。




