美味
#R15閲覧注意!
ちょいとグロい場面があるわ!
いきなり首を切り落としたリーダにリリスは
「ちょっとちょっとちょっとホントにもー!
ちょっぱんちょっぱん首切んのヤメテヨー!
リーダ君。キミもう少し可愛げがあったと思うけど、どしてそうなったの?」
「だってぇ~」
リーダは兵士達を見回し
「あたしい~大事な穴塞がれてしまったでしょう?
悪魔なのに乙女なんて恥ずかしいじゃございませんこと?それで腹いせに……」
「まっ。いいけどね。こんな連中一人や全員死んだところで痛くも痒くもないけどさ。
デモさ。ギャラリーが必要だからさ。ほどほどにしてよね。
じゃ。皆さーん。今から灰色の髪の男を狩りに行くからそこで大人しくしてるんだよー。
逃げたり邪魔したりしたらサー。
そこのリーダやデモスが殺しちゃうからサー。
ということで。バイバイ!」
リリスはそう言うや否やゴキブリホイホイこと
【跳ねる子馬亭】に入っていった。
ダン!
ガタッ!
キャー
ドン!
ゴトッ!
バシッ!
「あーどうしましょう!兵隊さんみんな殺された!」
中から叫び声が聞こえた
「シェリル!あなただけでも逃げなさい」
「でも……お母さん!」
「いいから早く!」
しばらく沈黙が続く。
何やらゴニョゴニョと言い争っているみたいだ。
ようやく扉から15歳くらいの美少女が飛び出してきた。シェリルという娘だろう
「みなさん!助けてください!中に変な魔族の少女が!
皆殺されて……キャーーー!!!」
悲鳴をあげるシェリル。
巨大な手に掴まれいる。
グレーターデーモンのデモスが、シェリルを鷲掴みしていた。そして高々と持ち上げた
「あら。みなさん。助けに行っても宜しくてよ。
でも動いたら殺しますから……そのつもりで」
リーダが兵士とデモスの間に入る。
ほとんど裸体に近い肢体をクネラせている
「お母さん!助けて!」
「シェリル!!!」
家の中からもう一人、その母と思われる美女が飛び出してきた。
瞬間デモスが空いた手で捕まえた
「お母さん!お母さん!お母さん!!」
「シェリル!シェリル!シェリル!!」
娘と母はお互いを呼ぶ
「イヤーーー!!お母さん助け」
「─ウルサイ─」
ブチ
デモスが手からはみ出たシェリルの上半身を噛み千切った。
ガリ。ゴリゴリ。ゴキ。
グレーターデーモンの咀嚼音。
骨が砕ける音が容赦なく響く。
そして残りの下半身も口に放り込みゴリゴリした
「シェリル!イヤーーーーー!!!」
娘を食われた母が絶叫する
「ウルサイ」
絶叫の最中その母の頭を、デモスは空いた手の指先で摘まみ
グショ
潰した。
そのまま頭を引きちぎり、口へ入れる。
噛まずに呑み込む。
そして頭を潰した指先はこんどは、頭を無くした母の足を摘まむ。
持ち替えられ足を摘ままれた胴体は、首から血を滴らせ高々と持ち上げられた。
そのままグレーターデーモンの大きく開かれた口の中へと消えていった。
ゴリゴリ。ゴキ。グシャグシャ。
咀嚼音が終えると飲み込まれた。
【跳ねる子馬亭】
名物の美人母娘はデモスの腹へ収まった。
兵士達はその一部始終をただ呆然と眺めているしかなかった。
母と娘の命は、兵士達にとって自分の命よりも下だったのが証明された。
ダン!
タダン!
ガタッ!
ドン!
主のいなくなった【跳ねる子馬亭】から響く音は、しばらくして止んだ。
──静寂が訪れる──
ギィィィィ
やけに響く軋みに合わせて、血だらけのリリスが扉から出てきた。
その姿は異常だった。
ゴスロリメイド服のあちこちは千切れ、むき出しの薄紫の右太ももにはナイフが深々と突き刺さり、右腕も途中から無くなっていた。
残った左手には何か3つの塊が握られていた。
そして口には灰色の髪を咥え、その灰髪の主が頭だけになってぶら下がっていた。
顔は血にまみれてグショグショになっていた。
そしてリリスは兵士達の真ん前までくると立ち止まり、左手を掲げた。
3つの少女の頭があった。髪を掴まれ胴体を失くした美少女三人の顔がやけに綺麗に見えた。
ヒョイ!
っという感じでリリスはその美少女達の頭を空中にぶん投げた。
それは放物線を描きながら、見事にデモスの口に入った。
ゴキゴキ。ゴリゴリ。ゴキ。
嫌な骨の砕ける音。
「君のおやつさ!旨かったかいデモス!」
「美味」
デモスは頭を下げた。
兵士達はリリスを見た。
いつの間にか口に咥えていた灰色の髪の男の頭は、左手に持ち替えられてた
「いやー。なかなかどうして強くてね。
まあ。ボクもハンデで色々制約付けたけどね。
そうしないと命のやり取り感が楽しめないからね。
それでもすごく強かったよ!
人間としてはね。
ほら。見て!コイツでしょ?
どう?間違いない?
そこの君?一人だけ服装が違うそこの君」
冒険者風の男が指名された。
つい一時間前母マレーヌとやり取りしたあの男だ
「た……多分そうだと思いますが……なにぶん顔が……」
灰色の髪の男の顔はグショグショだ。
元の顔はわからない。
その原形のない顔を覗き込むリリス
「あらホントだ。これじゃあ、分からないよね。
えっと……ホイ!」
するとリリスの失われた腕が生えた!
新しい右手の平で、そのグショグショの顔を撫でる
「ほらコイツ!こんな顔してた」
兵士達に見せた顔は、傷が修繕された男の顔だった
「はい。そうです。
我々のターゲットの灰色の髪の男です」
冒険者風の兵士は、確認し告げた
「グレイと呼ばれていた男です!」




