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リリス


みるみる髪の毛が紫になり

瞳も濃い紫

唇も赤紫

肌は薄青く

耳は尖り

上の犬歯が伸びる


ルルワとは雰囲気がおどろおどろしい別の美女が現れた。


「やあ。アズラ。わざわざボクを呼び出して何のつもりだい?」


「お久しぶりね。リリス。ちょっと聞きたいのだけど、あなたもしそこから解放されたらどうするのかな?」


アズラの問いに


「さて、どうしようかな」


と舌舐めずりした。舌は長く先が割れている。


「まずは近くの人間と交わって、悪魔にでもするかな?それから使えないやつは魔獣に変えて……女たちはサキュバスにしてさ、ボクにせっせと養分を運んで貰わないとね……まあ、ボクが女王様のボクの王国を作るよ。

心配しないで、アイツみたいに世界をどうこうするつもりはないよ……人間て数が多いじゃない、群れて襲われると結構厄介なんだよね。

暗黒大陸で王国を築くとしようか?

で、封印といてくれんの?」


「場合によってはね……リリス……あんた奴隷になるつもりはない?」

「奴隷?ボクが?誰の?あんたじゃないよね?ん?」


グレイを見て、目を細めた。

グレイは肩を竦め


「まっぴら御免だ。今のオレじゃ手に負えねぇ。

あの時でも手綱なんてあって無いようなものだからな」


「おや?懐かしい。まだ不完全のようだけど……」


リリスはグレイをみて嬉しそうに笑った


「またボクを可愛がってくれるのかい?そこのアズルとボクを左右に侍らして、快楽の限りを尽くしたね。

あの時ボクは満たされていたからね。君がいれば王国なんて要らないよ……と、言いたいところだけど、君の力も封印されているね。

今の君じゃボク相手に一分も持たないよ。君を悪魔にしたく無いしね。ああそうか……」


リリスは冷たく微笑み


「それで……ね……なるほどなるほど。アイツの気配がするね……どこだかわからないけど、アイツはいる。

アイツをどうにかするためにボクが必要なんだ?

いいよ。奴隷になる。

君。今なんて名乗っているの」


「グレイだ。だが、オレはお前などいらない」

「連れないなぁ~あれほどボクにのめり込んでいたのに……でもアズラは君の奴隷にならないと、ボクを解放してくれないみたいだしさ。

ボクとしては君が人間のままなら、どうせ50年も経たないうちにくたばるだろうし、もし目覚めたら目覚めたであの頃のように可愛がって貰えばいい訳だし、どっちに転んでもここよりはぜんぜんマシ。

でもそこの白と黒のお嬢ちゃんみたいに、ボクを殺せないよ……そこんとこどうするつもり?」


視線をアズラに向ける


「魂の契約にして貰うし、その間、あなたの力の大半はわたしが預からせて貰うわ」

「預けたボクの力は、出し入れ自由なの?まあ、君が持っててくれるならいいけど……元の素体も近いしね……あとはこのわからず屋をどう説得するつもりかな?」


「それは……」


アズラは絡み付くようにグレイに抱きつくと、耳元でなにやら囁いた


「くっ……わかった。奴隷にする。

ただしオレの言うこと聞くんだぞリリス!

逆らったら氷浸けにして、地中深く埋めてやるからな!」

「あれ?やけに心変わりの早いこと……アズラに何を吹き込まれたのかな?まあ、少し興味はあるけど今はいい。

それにどのみち逆らう気なんてないよ。色々と厄介だし面倒だからね。

さっさと奴隷にして、ボクをここから解放してよ」


アズラは頷くと両手をリリスに向けた。


ビシッ


壁に亀裂が入り、リリスごと一回り大きな壁の一部がボコッと抜けた。

そして空中を漂いグレイ達の目の前に置かれる。

もちろん体は埋まったまま。封印は解けていない。


赤い髪の少女アズラがリリスの額に手を置いた


「じゃリリス。力を預かるね」

「ちょっと待ってよ。異論は無いけど少しボクの要望聞いてくれるかな?」

「なに?」


「ボクとしてはあまり力を抜かれて馬鹿にされるのもイヤだしね。せめてアズラ。君位の見た目にして貰えないかな?

そこの白と黒のお嬢ちゃんと同じじゃ、流石にね……それにルルワに戻ったら、そこの黒いお嬢ちゃんと区別つかなくなっちゃうよ。

だってそこの黒い子。ルルワのスペア……いや……ダミーみたいだしさ」


アズラはチラッとグレイをみる。

グレイは頷く


「それとさ……」

「まだあるのか?相変わらずワガママだな」


「うるさいよフェル。こんなのワガママの内に入らないだろう?ボクがワガママ言い出したら、今の世界なんて壊れるよ。

叶えてほしいのはね、ボクも彼女達のように成長したいってこと。能力的にも肉体的にもね。まあせめて人年齢でアズラくらい、そうだね15歳から20歳までで良いから成長を味わってみたいんだ。

ボク生まれた時からこんな感じだろ?成長ってヤツをあじわいたいのさ。だからねいいだろ?」


リリスはグレイをみる。グレイは仕方ないなという感じで、アズラに合図する


「ではリリス。よろしいですね」


そしてリリスの額に手を置いた。


「う~~~~これはクセになるねぇ!なんかイッチャいそうだよ」


リリスの体がだんだん萎んでゆく、グラマラスな体が小さくなり、特に胸が半分程の大きさになる。

大人の妖艶な美女から、見た目年齢15歳の美少女になる。紫の髪や瞳。青白い肌はそのままだ。

下半身はまだ埋まっている。


そしてグレイはそのむき出しの胸に手を置く。


何事が呟くと、グレイの体から半透明な刻印が現れ、それが腕を伝ってリリスの胸に吸い込まれていく


「ふぁああ!」


リリスは唇を噛み、痛みに耐える。


そしてアズラは


「リリス。貴方じゃ封印は解けないから、ルルワ姉様に代わって貰える?」

「りょーかい。グレイ。ボクは久しぶりに痛い思いしたんだから、後でベットで可愛がっておくれよ」


「うるせえリリス。さっさと代わりやがれ!」

「連れないねぇ~」


そういうな否や、青白い肌は白くなり、髪と瞳な黒々と闇の色に染まる




「なんじゃあ~!妾のこの身体はぁ~!」




リリス同様見た目人年齢15歳のルルワが叫んだ!






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