holiday 第百三十話 水辺の木の下で
宮殿に複数の人間の影が在る。
ウィビラン「いくつの時を待ったか」。「こない者はいないな?」
漏電「いいえ。息子がおらぬ。早くよんであそばせ」。
ウィビラン「あいつはもういらない。冠を捨てた者は血縁であろうと価値はない」。
シャンデリアが風に逆らい揺れる。
天井から岩が降ってくる。
「ウィビラン様。お久しぶりです」
その男は7尺近くほどで熊のような体を持っている。
ウィビラン「ギルド。無事藤山組は解体できたか?」
ギルド「もちろんですとも。俺のコードネームはそれが由来でしょ?」
次に二つの何かが床を軋ませ蠢く。
弔電「漏電。また火遊びはしてないだろうね?」
カーミ「お母さん。父さんがしてないわけないでしょ」。
一方は老婆。もう一方は中年の女性のような姿をしていた。
カーミ「あれ?ガイアまたいないわね」。
ウィビラン「お前達。ユネルコ星人がホープ・ファミリーに殺されているのは知っているな」。
ウィビラン「軍長がいないユネルコ軍は果たして成り立つのか疑問に思っている」。
弔電「つまりはどういうことなんだい?」
ウィビラン「私たちもホープ・ファミリーを壊滅させる準備をする」。
ギルド「それを待っていたんだ」。
「ふんっ!」
ギルドは地面を殴ると地面は揺れ、殴った箇所は拳大以上のクレーターができ、その場にいた全員が浮く。
「自慢のこれで全員解体するんだよ」。
カーミ「あんたのギルドって名前。組織総出で挑まないと話にならないって由来は本当にその通りね」。
漏電「儂はこれぐらい血を沸かさないと低体で野垂れ死ぬわい」。




