holiday 第百十三話 知らぬ夜
次の日の授業時間
カイ「なぁ。夜に学校の人間が次々と消えていく事件知ってるか?」
ケツビィ「あぁ。そのおかげで部活もゼミも廃止になっちゃったよ」。
カイ(学校の者が関与していると仮定したらそんな一時的な処置を取るはずがない。本当に緊急事態なんだな)。(もういっそのこと犯人を誘き寄せて返り討ちにした方がいいか)。
カイ「グチ、トラ。今日の夜学校の外で奴が来るのを誘うぞ」。
グチ「待ってましたー。やっと調査らしいことをするのか」。
トラ「もうそれしかないよな。これ以上呑気にしてても何にもならん」。
そうしてグチ、トラ、カイの3人は三手に分かれて学校の外で待ち伏せることにした。
一方でケツビィは…
ケツビィ(やっべー。明日期末なのに教科書忘れちまった)。(確か鍵は職員室にあるんだよな?)
職員室の扉が開く。
すると中にいたのは
担任である若松先生と謎の女の2人だった。
女「そういえば校長にはなんて伝えてあるの?」
若松「あいつには月に1人と資源の献上が条件って言ってありますよ」。
女「え?あんた契約の内容覚えてるの?」
「週に1人を捧げるのよ」。
若松「あのジジイはトロッコ問題で1人の犠牲を優先するタイプ。つまり被害が少ないほど頷いてくれる可能性が高くなるのですよ」。
女「いやそんなんすぐにバレるでしょ」。
若松「俺がそんな馬鹿だと思います?この学校は成績不振の子と素行の悪い子を退学させるのですが、それを廃止して代わりに肥料をその子の腕に塗り補習を受けさせ夜に帰らせてあなた方ユネルコ軍様のお一人に捧げているのですよ」。
女「なるほど。そんなカラクリだったのね」。
ケツビィ(え、若松先生…何を話して…)。
その話をケツビィが聞いてしまった。
その話はまるで夢かなような内容だった。だが地に足をついたいる感覚でそれが現実だと突き放された。
その女がギョッと彼を見つめニタァと笑った。
その眼はまるで自分のこれからの行動が読まれているかのような感覚でケツビィは尻もちをついた。そのまま教科書のことなど忘れて学校から飛び出した。




