holiday 第百二話 落ち着かない祝日
巨大な山の中に佇む宮殿。
そこに一人の女が入った。その宮殿は和風の外観とは裏腹に内部は洋風でレッドカーペットに一定の間隔で置かれた松明、部屋中から断末魔や何かの機械を動かす音が聞こえる。そして最上階の部屋の戸を叩く。その正体はNマリアだ。
N「Nマリア、参りました。ウィビラン様失礼します」。
ウィビラン「ユネルコ星人は?」
N「申し訳ございません。ユネルコは現在生死不明でございます。そしてもう一つ。私たちの不手際で面談を遅れたことをお詫び申し上げます」。
ウィビラン「それで、ホープの連中は壊滅させたのか?」
マリア「いいえ。全滅とまではいきませんでしたが、ムサシという組織の臓器とも言える存在を撃破し、フレックサーやマッサーカなども重体に追い込みほぼ壊滅状態と言っても差し支えないでしょう」。
するとウィビランがマリアの髪を掴む。
ウィビラン「私は奴らが壊滅したからどうかを聞いている。はい か いいえ で答えるのが筋だろう。それに中枢を破壊したからなんだ?まだ残っているじゃないか?」
ウィビラン「面会にも遅れ、挙げ句の果てには奴らも取り逃す。ユネルコ軍はそこまで体たらくになったのか?」
N 「先ほどの発言、ご無礼致しました」。
ウィビラン「いいか?明確な期限は決めないが裏を返せば私の気分次第でその日が期限当日になる」。
ウィビラン「これが最後。早急に奴らを片付けて来い」。N「承知致しました」。
ウィビランの目の前に閃光が走る。
それを体をずらしてウィビランは避ける。ウィビランの椅子が大きく割れた。
ウィビラン「漏電。一体どういうつもりだ?」遅れて現れたのは白髪に白い髭が生えた歳を喰っている老人だ。
漏電「一つの雷撃が来るのもまた運命。理由などありませぬ」
。ウィビラン「舐めやがって。まぁアナタとはあとで話をしましょう。マリア、もう行きなさい」
N「はい」。こうして彼女は宮殿を後にした。
マリア「ユネルコがいないこの組織、私がなんとかしなくちゃね」。




