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毎夜、最高級の聖杯のワインを酌み交わし、贅の限りを尽くした愛欲の日々。大天使ガブリエルⅡは、この空中宮殿の夜を完全に支配していた。  作者: 大天使ガブリエルⅡ・清光王流


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ネオ・ワシントンカジノ  【 妖艶なマリリンをアジャストせよ 】

序章:突然の開幕


最高のラグジュアリーは、長くは続かないものだ。


ある夜、超美少女ギャル「すず」が大天使ガブリエルⅡの胸元で、完全に心の警戒セキュリティを解除して愛おしそうに眠りについた、その瞬間だった。

祭壇の片隅から、シュルシュルと不気味な音が響く。


大天使ガブリエルⅡ:「え……? この匂い、まさか」


見ると、ステンドグラスの影を突き破り、古びた「魔法のランプ」が浮遊していた。その注ぎ口から、紫色の怪しい煙がモクモクと立ち上る。


大天使ガブリエルⅡ:「おい待てコラ! まだ俺、この宮殿の隠し財産を半分も八王子の口座に移してないんだけど! 次の定例ミーティングは!? 午後からのプレゼンは!?」


必死に抵抗しようとするが、ランプの煙は容赦なく大天使ガブリエルⅡの鼻腔へと吸い込まれていく。強制瞬間ワープの力が、彼の魂を肉体から引き剥がしていく。


大天使ガブリエルⅡ:「ああっ、俺の、俺の極上の空中ハーレムがァァーー!」



第一章:ネオ・ワシントンカジノ。妖艶なマリリンをアジャストせよ


カチリ、ピピッ、ジーーーー。

軽快なジャズの音色と、鼻を突く高級なバーボンとシガーの臭いで彼は目を覚ました。


大天使ガブリエルⅡ:「う……ここはどこだよ!? 空中宮殿は? 羽衣天女ちゃんとのスウィートな夜は!?」


気がつくと、彼はきらびやかなスロットマシンが並ぶ、1950年代と未来が融合したかのようなネオ・ワシントンの巨大カジノのVIPルームに横たわっていた。


手鏡代わりに近くの金のトレイを覗き込むと、そこに映っていたのは――

背中に神々しく発光する巨大な六翼を生やし、漆黒のハイテク南蛮胴具足をスマートに着こなした、超絶クールな大天使ガブリエルⅡ(22歳)の姿。


大天使ガブリエルⅡ:「よし! 今回もブレずに20代イケメン、大天使ガブリエルⅡのままだな。中身も八王子生まれの俺自身。読者の化身として、バッチリ若さをキープしてるぜ」


脳内スマホのホログラムがピピッと起動し、今回のヒロインデータが表示される。


大天使ガブリエルⅡ:「えーっと、今回のヒロインは……『誰もが平伏する金髪のグラマラス、妖艶なマリリン』ね。って、もうそこにいるじゃん!」


ソファーには、白いドレスの裾を揺らし、流し目でこちらを見つめる超絶セクシーな美女、マリリンが腰掛けていた。しかし、その背中からは炎のような暗黒オーラが立ち上がり、怒りでその瞳は真紅に発光している。美しさと圧倒的な破壊衝動が同居した、恐るべき「羽衣天女」の魂を持つ戦闘美少女であった。


マリリン:「ふん、遅かったじゃない。この私のカジノで、無粋な男たちが騒ぎ立てていて退屈してたのよ」


第二章:妖怪大統領「怒鳴るぞ・花札」、急襲


カジノの分厚い防弾ガラスが、凄まじい轟音と共にぶち破られた。

現れたのは、全身を冷酷な黄金のタキシードでサイボーグ化し、無数の「花札」を手裏剣のように蠢かせる巨大な怪物――妖怪大統領「怒鳴るぞ・花札どなるぞ・はなふだ」であった。


「ウオオオォン! ディール成立ッ! 浮世の娯楽にすべて大統領令で関税を課し、健全な流通を異端として処刑せよッ! 負け犬どもは全員クビだッ!!」


なぜそんな名前の大統領がカジノに現れたのかは不明だが、その手にした巨大なトランプの束からは、周囲の華やかな色彩をすべて『質素倹約の白黒』に変えるレーザーが放たれている。

自由奔放に振る舞う妖艶なマリリンを、今まさに冷たい地下牢へ引きずり込まんとお札の触手で縛り上げようとしていた。


マリリン:「不浄の政治家め! 私の聖なる祈りと、秘蔵の高級シャンパンを没収しようなんて許さない! 神の御名においてデリートしてやるわ!」


大天使ガブリエルⅡ:「おいおい、女の子を寄ってたかって脅すたぁ、大統領の風上にも置けねえな。それにあの黄金クズ、さっきから怒鳴り散らしてうるせえんだよ。そんなガチガチなマニフェスト押し付けてんじゃねえ、どんな場面でもアジャスト(柔軟性)が重要なんだよ!」


大天使ガブリエルⅡ・ヤチヒロは、冷徹な瞳をキラーンと輝かせ、すっとカジノテーブルを踏み出した。八王子生まれの若手社員としての「美少女を救う」という魂の防衛本能が、聖剣『高尾』とシンクロする。


ヤチヒロ:「そこな怒鳴るぞ大統領。俺のテリトリーで、そんなオーガニックじゃない白黒のビームをぶっ放すんじゃねえ!」


ヤチヒロが聖剣『高尾』を優雅に一閃すると、最高峰の天使のフェロモンオーラが、物理的な衝撃波となって炸裂した。


「アークエンジェル・ラグジュアリー・エステティカル・フラッシュ!!」


カチーンと輝くウインク光線が、妖怪大統領怒鳴るぞ・花札のメイン思考回路(脳天)を直撃する。


「グハァァッ! これが……これが令和の若手社員の、圧倒的なアジャスト力とラグジュアリーな輝きかァァ! ディール決裂だァァ!」


規律にしがみついていた怒鳴るぞ・花札は、ヤチヒロの放つ臨機応変なプレッシャーに耐えきれず、ドロドロに溶けてカジノの床に染み込み消え去った。


第三章:妖艶なマリリンとの、愛欲まみれの暮らし


マリリン:「……ふん、見事な手並み。でも、私は世界を狂わせる金髪のミューズ。あなたのような大天使に惑わされたりは……」


大天使ガブリエルⅡヤチヒロ:「いいんだよ、気にするねえ。それより姉ちゃん、肩がガチガチだよ。そんなに四角四面に大統領の目を気にしつつ怒ってばかりいたら、交感神経が優位になりすぎてターンオーバーが乱れるよ。俺の部屋で、Take it easy(気楽に)デトックスしていきなよ」


ヤチヒロの20代ならではの強靭な肉体美と、ん億年の放浪で培われた包容力は、抑圧された世界を生きるマリリンの心を完璧にロックした。

そこからは、世界線を超えた「愛欲まみれの暮らし」が始まった。


妖艶なマリリンは、普段は高慢な女王様だったが、ヤリチンヒロの圧倒的な美貌(最高峰のオスとしてのフェロモン)と、洗練されたエスコートには抗えなかった。


夜な夜な、二人はVIPルームの奥に設けたラグジュアリーなウォーターベッドで肌を重ねた。

ヤチヒロのテクニックは、八王子の社会人3年目の知識と、大天使としての強靭なスタミナが融合したハイブリッド。


マリリン:「あんた……なんで、ハリウッドのレッスンにも載っていないのに、私の感じてるところが完璧にわかるのよ……!」


ヤチヒロ:「ふふ、港区の夜……じゃなくて、未来のトレンドを舐めないことね。ほら、ここが凝ってるんだろ、力を抜きな……」


激しい情念を持つマリリンは、ヤリチンヒロの腕の中で、蕩けるような甘いハスキーボイスを上げ、完全に骨抜きにされていった。

毎夜、最高級のドン・ペリニヨンを酌み交わし、贅の限りを尽くした愛欲の日々。大天使ガブリエルⅡ、このネオ・ワシントンの夜を完全に支配していた。

意識が遠ざかる中、最後に見たのは、愛欲に溺れた羽衣天女の、幸せそうな寝顔だった。


八王子市生まれの男子、大天使ガブリエルⅡの放浪記は、まだ、始まったばかりである。


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