↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
56/56

特別編『それが延命遊戯の果てであれど』

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇睡蓮side◇◇◇◇◇◇◇◇


「にゃーぁ、ぶるるっ!」


「うん、なんで世界樹の上(此処)に猫がいんの?」←(一応神社の猫からは懐かれる設定あり)


「ひゃぁ~♡」


 …すり寄ってくるのかわいい


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ミチルside◇◇◇◇◇◇◇◇


「…2ね。」


【隣の人とカフェデート。

隣の人に1800渡す。】


 前世に遊んだことある人生ゲーム、たまにはあの主人公モドキも良い仕事をするわね♪

 単位?無いわそんなもん。


「受け取ってにぃ様!絶対に私がにぃ様を勝たせるから!」


「もう、ルールだから受け取るけど……ミチルも勝ってくれると嬉しいよ。」


 …にぃ様が勝ってくれればそれで良いわ♪

……例え最下位であろうとね!


『悔しいのだ?』


 あら……レイテル、まさか貴女。

『伝心』を使って話しかけて来てるの?ふふ、ズルしちゃ駄目でしょう?


「?、次はアリオンくんの番だよ!」


『お前はアズの勝利に貢献することで、全員から精神的な面で【アズの勝利=ミチルの想いの勝利】という構図を作ろうとしてるのだ。』


 ……あらレイテル。

随分と大きく出るようになったのね。


「五と六が続くとは…ふふ、五臓六腑という言葉が好きなので運が良いですね。」


「次はアリスちゃん!」


「はっ!僕様の前に勝てるなどと思い上がるなよ愚民ども!」


『……自分が負けても価値は落ちない。

それはある意味生存戦略の中でも優秀なのだ。』


 …虎の威を借る狐、私は嫌いじゃないわ。


「……1…」


「神様はどうしてもアリスちゃんをナンバーワンにしたいみたいだね!」


 でも、私はにぃ様一筋なのは知ってるでしょう?

にぃ様が勝てば私はそれで良いわ。


『なら、どうしてルーレットを回す時に力を込める必要があるのだ?』


 ……!


「っ次はフィルミアくんだよ!

ルーレットの回し方分かるかな?」


「……?」


『お前はルーレットの最大の出目が出るように力を込めたり、逆に緩めたりしてたのだ。

……あからさまにも程があるのだ。

勝てなかった場合の保険に、アズを使おうとした……違うのだ?』


 …見苦しい言い訳は無しにしましょうか。

レイテル。

ええ、何時だって私は主導権は握りたい派なの。

その為に、『真剣勝負で大負けした』って少し…カッコ悪いでしょう?


『予想通り、じゃあその思考がバレた今。

お前はどうするのだ?』


「そうそう上手だね!!」


「……7……ラッキーセブン…?」


 ……そんなのは勿論。

どちらが主人か示してあげないとでしょう?

貴女は消化不良を好かないもの。


「フィルミアが終わった!

おい狸!次は貴様だぞ!」


「おけなのだ~。」


『…私も下剋上は嫌いなのだ。

カッコ良く勝ってくれなのだご主人様?

…ついでに私はイカサマもOKなのだ。』


 ええ、少しはカッコ良い私で居たいもの。

……あとそこは拘りなさいよ

ん?

…………

……これって人生ゲームよね?


◇◇◇◇◇◇◇◇◇睡蓮side◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「ん~、猫が食べれる奉納品って…

無いよなぁ、元々この奉納箱って世界樹の上だから飾りだよなぁ。」


 世界樹の上だもんなぁ。


「ん~ん~…ゴロゴロ…♡」


「…流石にキャットフードでも無いと…コイツどうしよ…」


 にょき


 ……なんか生えてきたなぁ。


「…これがまさか異世界チート?

でもあたし世界樹の外でないから意味ないと思うよ。」


「んるる…!ひゃ~い~♡

にー…にー!」


「…君…キャットフードが生えてきて嬉しいのだね?」


 キャットフードが木から垂れ下がっているのは初めて見た。

絶対構造間違ってる。

待ってキャットフードの袋のビニールはどうやって出来た?


◇◇◇◇◇◇◇◇◇ミチルside◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「……10マス進むのだ。」


 ……!


「おい!この狸だけさっきから一位だぞ!」


「のだぁ~」


 気にして無かったけれど…

この子の一回目の出目は8、その次は7、三回目は9……そしてこの出目。

でも、如何様も何もない……つまり。


「レイテル、出目が良いね。

ずっと高い数字ばっかり出てる。」


 ……この子…

運が元から良いの!?


『……狙いのキャラクターは最低30連、友のガチャを回せば10連。

すり抜けなんて、未経験なのだ。』


「ふふ♪流石レイテルね♪」


 ……このガキ、調子に乗りやがって。


「んなー、気分が良いのだ。」


『草なのだぁー』


 ……まぁでも、まだ序盤だものね♪


「……次は」


「あー、そこは良いのだ。」


 ……それに、チャンスはまだまだたくさんある♪


「7…ふふ♪ストップマスね♪」


 そう、こんなのとかね♪


「宝くじマスだね、ミチルは何円賭ける?」


 普段ギャンブルは、やらないのだけど……


「そうね……なら私は。

全額を賭けようかしら♪」


『…っ……全額なのだ!?』


 レイテル…貴女は【安泰】を好いている。

それはそう、だって素朴に暮らせば下手なことは起こらない。

……現実ならね。


『ハッ!?』


 だけど、人生ゲームの設計上ね、確率は何倍にも上がるの。

それこそ、【宝くじ】という運ゲーに置いてもね。

……まぁでも、貴女にはもう関係の無いことね。

随分と出目がよろしいことで♪


「わぁ!95000……!?」


『…安全に……お金を増やしたのだ。

くっ……競馬みたいなマスと宝クジマスの違いが分からなかったばっかりに……』


 ……まぁ初見じゃ分からないわよね。

競馬マスじゃお金はほぼ増えないもの……

 …さぁ、お金は手に入ったわ。


「3……なのだ…」


 あらあら?運が切れてきたの?レイテル♡


『言い分も無いのだ。』


 さぁ、私も…お金は得たとはいえ、マスの目が良くない。

少なくとも到着するのは上位が好ましい。


「……6ね♪」


「それなら……ミチルは…このマスだね」


 ……!!!???


「……家が燃えて全焼…火災保険に入ってない場合は

−50000!?」


『んなぁぁ!?』


 これって異世界の人生ゲームの筈じゃ…いや、

これは…『ミツル』が制作した人生ゲーム!あっちと同じように創るって言葉に私は油断して説明書を読まなかったんだ……!!


「……ッ~~!」


「ミツル!?」


 …保険………保険なんて!そんな!?!?!?


『完全に買い忘れたのだ!!』


かんっぜんに買い忘れたわ!!


「ほけん……?」


 ……!!!まさかレイテルが3を出した理由は……!このマイナスを避ける為だったの……!?


「さっき買った方が良いってこの紙の事ですよ!」


  不味い……不味いわ!!ここからは保険が必要になる……けど保険を買えるマスまでの距離は15…そこまでに距離に−マス二つ……


『そこまで耐えるしか無いのだ……!!』


 いやでも貴女は!!!


「レイテルもほけん?ってマスだね。

うーん?マイナス…45000…」


 エッ!?


『……私の運は…万能じゃないのだ。

むしろ…正念場では大体失敗を引くッ!』


 ……普通に運が下がってただけだったのね貴女…買い被ったわ……


『おいお前よりマスは進んでんぞ』


「進みすぎてお金が貯まってないのだ。

借金なのだぁぁ……」


 …でも……私もヤバいわ!……負ける!!!!

……あら…?


「あら?レイテル、ストップマスを忘れているわ♪」


「あっすまんなのだ。

ありがとうミチル。」


「いいえ♪」


 ストップマスを消せれば貴女はあと七マス進めて35000の利益を得るんだもの。

簡単には見逃せないでしょう?


『……バレたのだ。』


「……母さん、これなんて言うの?」


『人生に如何様したってまともに好転なんてしないなら。

如何様した方が得なのだ。』


 文字の読めないフィルミアを隣に置いてボードとは逆なことを良いことに手の甲で隠すだなんて、小賢しいこと♪

…………で、ストップマスの効果は……っ!!???


「……『結婚マス』……!?」


 ……!!

これは人生ゲーム、結婚のマスがあるのは考えれば分かる筈だったのに……!


「結婚…わかんない……」


「取り敢えずこのカートに異性を一人乗せてゴールまで行くんだよ!」


 ストップまで書いてある辺り結婚は強制っ!


「…まさか…このまま行ったら…にぃ様も結婚……!?」


 ……クッ…『もう皆過ぎちゃったしこのマスは無しにしましょうか!』って言うにもそれを止めさせたのはこの私……!


『…なんでお前の方がダメージ喰らってるのだ?』


「くっ……」


「ミチル……?」


 もうこの際…体調不良を理由に途中退場しようかしら


『おい待て勝負どうしたのだ。』


 にぃ様が結婚するなら仕方ないわ。

そこにプライドは無くても構わないもの。


「ミチル……大丈夫…?

頭痛いの?」


「にぃ様、私……」


「……初めてこんなゲームするから、難しいよね。」


「……!!!……にぃ…様……」


 そうよ、にぃ様は初めて人生ゲームをする。

その中で私が…にぃ様の初めての友達との遊びを嫉妬で邪魔しようとしてるだけじゃない。


「……これ本当は!ずっとにぃ様に楽しんで欲しいと思ってたゲームなのよ!」


 そんなの、許される筈がない。

いいえ、赦さない。


「だから、一緒に考えましょ!

にぃ様!」


『んなぁ?』


 レイテル、投降するわ。

弱さを見せた私の敗け。


『…きゅ…急にどうしたのだ?

ミチルが投降…だなんて……』


 そんなの決まってるじゃないっ!

……だってレイテル、貴女もにぃ様を捨てる私なんて見たくないでしょう?(※人生ゲームです)


『……待ってくれなのだミチル……』


 あら?貴女が止めるだなんて珍しいこと……

なんてね、冗談よ?

それで今度はどんな問題が生じ……


『この会話、私達以外にも聞いてる奴がいるのだ。』


 ……は?


「……~~っ!」


「どうかしましたかご友人様?」


 ……まさか、ずっと笑ってるヤバい奴が居るとは思ってたけれど…


「……御馳走様でしたッ!!!!」(←レイテルのミスで伝心が伝わってたけど二人の尊さのあまり身悶えしまくってた主人公)


 ………………………………


「にぃ様退いて!ソイツ殺せない!!」


「ミチルッ!?」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇睡蓮side◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「そういえば君ってこのあと人間化ってする?」


「んに~?ごろごろ……♡」(←人間化はしません猫)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。