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無限に死ぬ私  作者: お菓子い
第三章 大潜入・秘密編
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第四十六 道中

 各チームが分かれてから数日。私達は順調に馬車で進んでいた。あと2日もあれば到着できるはず。あとはベルチームとクロンチームの様子が知りたいところだけど、とりあえず私達の移動が完了してから連絡しようかな。何かトラブルがあっても、まぁ、あの二人がいるから大丈夫でしょ。

アウネ 「ガンファン。今日ってどのぐらい進めそう?」

ガンファン 「今日はもう少しだけだな。流石に馬も疲れてきてる。こんな長旅だから仕方がないけどな。」

クロン 「ん〜、じゃあ今日はここで止まろうか。今日も野宿だね。」

 ここ数日間はずっとガンファンが馬の運転をしてる。私のチーム唯一の男性でもあり、唯一馬を扱ったことがある人だったからこうなった。ただ、本人は別に対して気にしてはいないし、そんな難しいことでもないからずっとやってくれてる。とてもありがたい。

 馬車を止め、今日は野宿することにした。みんなで手早くテントを作り、各自の寝床を確保した。そして食料をカバンから取り出し、簡易的な夕食にすることにした。

アウネ 「もう夕方か〜。時間の流れって早いね。」

ミラベル 「そうですね。でも、あともう少しで到着しますから焦らずに行きましょう。」

ガンファン 「とりあえず飯にしようぜ。あ、クロイ。今から飯だぞ。もうちょい頑張って起きていてくれな。」

クロイ 「ん...。がんばる...。」

アウネ 「食事終わったら一旦クロンとベルに連絡しようかな。あと夜の見張りもまたやっとかなきゃ。」

ミラベル 「あちらのチームは大丈夫なんでしょうかね。」

アウネ 「まぁ大丈夫でしょ。割と強い人達いるし。何かあっても対処できると思うよ。」

ガンファン 「俺らも俺らで色々心配されるかもな。」

アウネ 「否定できないね...。特に、私達の場合は魔獣の群れとの接敵が怖いし。できれば何事もなく進んでいきたいんだけどね〜。」

ガンファン 「違いないな。つっても、アウネが魔法で何とかしてくれてるから、俺的には安心なんだけどな。」

アウネ 「対処はできるけど、結局襲われることには変わりないんだけどね...。」

ミラベル 「でも、私達の安全は確保されますから、そういう意味では安心でしょうね。」

クロイ 「なにいってるかわかんない...。」

アウネ 「だよね〜。まぁクロイは分かんなくていいよ。というか、分からない方が良いね。安心して寝てくれるのならこっちも嬉しいから。」

クロイ 「そう...?」

ミラベル 「えぇ。クロイちゃんの安心が私達の安心に繋がりますから。」

クロイ 「わかった...。」

 クロイに癒された私達は夕食を終え、夜に備えていた。魔獣の群れは対処するのも面倒くさいし、眠い時に奇襲してくるのも鬱陶しい。魔獣だけ殺せる機械とかないかな...。

アウネ 「よし、夕食の片付けも終わったし、夜の備えも完了したね。それじゃあ連絡しよ。・・・クロン、ベル。聞こえる〜?」

 あらかじめ作っておいた、通信機。道具に伝達魔法を付与しただけのもので、作るのは非常に簡単。しかもどこでも、遠く離れていても連絡できる。我ながら素晴らしいものを作って置いて良かった。

クロン 「聞こえる。」

ベル 「聞こえていますよ。」

アウネ 「そっちの状況どう?クロンから先どうぞ。」

クロン 「こっちはまぁ順調だ。魔物どもに船を襲撃されはしたがすぐに処理したから何事もなかった。予定していた時間から大きく逸れることはないだろうな。どうぞ。」

アウネ 「ベルは?」

ベル 「こちらは至って順調ですね。魔獣にも襲われず、予定通りです。アウネさんの方は?」

アウネ 「ベルと同じ。とりあえず何もなくて良かったよ。何もなければ通信切るけど、大丈夫?」

クロン 「俺から伝えたいことがある...。ちょっと問題というか何というか。そういうものがこっちで発生していてな。アイラのことなんだが...様子がおかしいんだ。」

アウネ 「様子がおかしい?」

クロン 「ちょっと待て、今変わる。おい、アイラ。アウネと連絡をしているんだが、こっちへ。」

アイラ 「あら、アウネさんとお話をしていらっしゃるのですね。あぁアウネさん。ご機嫌いかが?こちらは変わったことがありませんが、そちらのご様子はいかがでしょうか?」

アウネ 「えっ。あぁ...うん。順調...だよ。」

アイラ 「それは良かったですね。そのまま順調であることを願っております。クロンさん、他に何かありますでしょうか?」

クロン 「いや大丈夫だ。すまないな、呼び出してしまって。」

アイラ 「いえ、お気になさらず。それでは失礼致します。アウネさん、そちらも頑張ってくださいね。」

アウネ 「あぁ...うん。ありがとね...。」

クロン 「・・・こんな感じだ。」

アウネ 「ちょっとね。今困惑してる。何がどうしてそうなったの?」

クロン 「端的に言えば、酒を飲まなくなった影響らしい。ただ、そのせいで今度は別人みたいになっちまった。俺も含め、俺のチームの全員が困惑してるが...なんか慣れてきた。顔とかも綺麗になってたし、服装とか髪とかも適当だったのに、めっちゃ整えてたし...すごいな、酒の力って。」

アウネ 「・・・そうだね。」

ベル 「・・・まぁ、アイラさんが元気そうで何よりです...。引き続き頑張ってください...。」

クロン 「ありがとう...それじゃあ通信切るな。君らも頑張れよ...。」

アウネ 「通信終わりました...。」

ガンファン 「おっ。どうだった?順調そうか?」

アウネ 「アイラが別人になってた。」

ガンファン 「何言ってんだ?」

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