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プロポーズ

 秋も深まり近所にあるコスモス畑が賑わいを見せる中、俺は牡丹が来るのを待っていた。ポケットに小さな指輪を忍ばせて。


 俺と牡丹は恋人繋ぎで、人の間を縫うように歩く。再会して四か月。付き合い始めたこともあってか、俺と牡丹の距離はあの頃よりも確実に、一歩ずつ近づいていた。牡丹といれば幸せを感じられる。俺には牡丹しかいない。牡丹がいない人生なんてありえない。だから、この想いをコスモスの花言葉とともに。


「牡丹、ちょっといいか」

「なに?」

「俺、牡丹と付き合いだしてから、愛や人生がもたらす喜びについて感じられるようになった。これからは共に喜びを感じたい。俺と結婚してください」


 差し出した指輪を受け取った牡丹。恥ずかしそうながらも、嬉しそうな顔で俺を見つめる。


 祝福してくれているかのように、色なき風に靡くコスモス。色が無い世界で、俺は牡丹と一緒に生きる。幸せになるために。

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