表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/40

DLC14 限定衣装





 俺たちはクエストを成功させ、大金を稼いだ。

 そして、たくさん食ったりして、今後の心配もなくなった。

 さて、それじゃあホテルに戻って、またDLCを確認してみるか。


「スキル発動:DLC一覧――! ってなんじゃこりゃあああ!!!!」



=================


使用可能なDLC一覧


 ・装備DLC一覧

 ・魔法DLC一覧

 ・食品DLC一覧

 ・特殊DLC一覧

    ・

    ・

    ・

 ・大型DLC一覧


=================



 なんと今までよりも大幅にDLCが増加している……!

 ど、どういうことなんだこれ……!?

 まさにやりたい放題じゃないか……!

 まさか全部のDLCが一気に実装されていたりはしないよなぁ……?


 すると、例のガイド音声から回答がもたらされる。


【一定数クリアランスポイントが溜まったため、DLCの一挙開放が行われました】


「ほう……ってことは、マジでこれで全部のDLCってことか……?」


【部分的にはそうです。ですがこれは、シーズンパス第一弾のDLCになります。よって、今後もDLCのリリースは継続します】


「へぇ……すっげぇ……」


 ということは、これでもまだまだ一部ってことなのか。

 それにしてもシーズンパスまであるなんて聞いてないぞ……?

 ますますゲームじみた世界観だなぁ。


「でも、これだけのDLC使いこなせないなぁ」


 いきなりこんなに大量に追加されても、ないがどこにあるのやらわからない。

 複数の大きな項目の中に、さらにそれぞれのアイテム。

 全部で500種類くらいはコンテンツがあるんじゃないかというくらいだった。

 まあ、一気に把握するのはやめておこう。

 今後も、必要なときに必要な個所を見ていけばいいだろう。


「でも、せっかくだからとりあえず。なにか使ってみたいなぁ」


 俺がそんなことを一人でぶつぶつやっていると、ルミナとシャルが戻ってきた。

 二人はちょうど、お風呂に行っていたのだった。

 風呂はこの宿にはなく、町の大浴場にいかねばならない。

 なのでさすがに俺がついていくわけにもいかず……。

 俺はこうして宿でまっていたのだった。


「ねえドルク、戻ったわよ?」

「ん、ああ……」

「なにしてるの……?」

「いや、ちょっとな。またスキルを……」


 そのとき、俺はルミナの顔を見て、ひらめいた!

 そうだ、ここに、ちょうど風呂上りのルミナとシャルがいるじゃないか。


「にゃあ……?」

「ちょっと二人とも、服を脱いで待っていてくれ!」


 俺はそんなことを言いながら、DLCの衣装一覧を見る。

 なにか限定の衣装があるに違いない!

 DLCの限定衣装っていったら、きっとすごい効果をもっていたりするはずだ。

 二人になにかあってからでは遅いからな。

 なるべく効果のいい防具を着させてやりたい。

 だが、ルミナはなにを勘違いしたのか、顔を真っ赤にして、怒り出した。


「ど、ドルク! さ、三人でそんなのって……ま、まだシャルには早いわよ! そ、それに……お風呂から帰ってきていきなりなんてそんな……!」


「え……? なにを言ってるんだ?」


「へ……?」


 俺はDLCから選んだ衣装を、ぽちっと押してこの世界にダウンロードする。

 あ、俺はこの世界にDLCを具現化させることを、そう呼ぶことにした。

 いったいどこからどこにダウンロードされているのやらというかんじではあるが……。


「じゃあルミナ……これを着てもらえる? シャルも。きっとかわいいぞ」


 俺は新装備を二人に手渡した。


「って……そういうこと……はぁ、もう」

「で、ルミナはなにを勘違いしたんだ……?」

「な、なんでもない!」


 どうやら結構ああ見えて、むっつりさんなようだな。

 清楚なところとのギャップがいい……!

 二人は衣装を受け取ると、隣の部屋へ行った。

 その間、俺はおとなしくベッドルームで待機する。


 ちなみに二人に手渡した衣装は、いかにもなファンタジー衣装。

 DLCには、アニメの衣装とのコラボDLCと書いてあった。

 俺の好きなアニメ『デスランドマーチ』、通称『デスラ』の登場キャラの衣装だ。

 ヒロイン『リナ』と『リム』の衣装。

 とても肌面積の多い、ちょっとえっちなファンタジー装備だ。

 だが、効果や防御力には優れているので安心だ。


 いかんせんこの異世界の住人は、いまいち肌の露出が少ない。

 もっと異世界ファンタジーといえば、こういう奇抜な衣装があってしかるべきだ!

 俺はそう思うなぁ。

 というわけで、さっきの衣装を二人に手渡したのだった。


「さて、そろそろ着れたかな……?」


 俺が隣の部屋にいくと……。

 シャルは元気満々で、しかし、ルミナはスカートのすそを抑えて、とても恥ずかしそうにして立っていた。


「ってドルクぅ……! なんなのこの装備! ちょっと派手すぎない……?」


 っくぅ……!

 俺は心なのかでガッツポーズを決めた。

 ルミナのコスプレ姿、可愛すぎるぜええええ!

 もちろん、シャルもかわいいぞ!

 だが、恥ずかしがっている女の子というのは、とってもいいものだなぁ。


「そんなことないぞルミナ! めっちゃかわいい!」


「へ……!? そ、そうかなぁ……?」


 俺がほめると、ルミナはまんざらでもない感じになった。

 ふふ、ちょろい。


「じゃあ、今度からその服でよろしく頼む!」


「えぇ……!? ほんとにこれで街を歩くのぉ……!?」


「まあまあ、そのうち慣れるって!」


 シャルのほうはまったく恥じらいなどなさそうだ。

 だが、ひとたび街に出ると……。


「にゃあ……みんなが見てくるのにゃあ……」


 と、恥ずかしそうにもじもじし始めた。

 ほう……これがギャップ萌えというやつか。


「ねえドルクぅ……やっぱこれ露出すごすぎ……」


「ルミナ! そんなことはないぞ! 俺は今後、これをこの世界のスタンダードにしていくべく、いろいろ活動をしていくつもりだ……! だから今のお前たちは、最先端ファッショニスタなのだ!」


「えぇ……そんな活動しなくていいから……」


 そんなふうにふざけながら、街を歩く。

 すると、そのせいで目立ってしまったのか。

 変な輩に絡まれてしまった。


「おい、そこのお前! とまれ! とまるんだ! おい、お前だお前!」


 俺は肩を後ろからぐっとつかまれる。


「え……? 俺?」


 いったい俺がなにをしたというのだろうか。

 振り向くと――。


「見つけましたよ……ルミナ様――!」


 そこにいたのは、白銀の女騎士。

 重厚な鎧に身を包んだ、麗しい金髪赤眼の気の強そうな女性。

 いったい俺に、いやルミナに、なんのようなのか。


 というか、ルミナ……さま……!?

 前々から、ルミナにはなにか秘密がありそうだとは思っていたが……。

 どうやらそれが明かされる時がきたらしい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ