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魔弦の使徒 目指せ一流、魔族少女の冒険者ライフ!  作者: ゆん。
第一章 冒険の始まり

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それでも私は……

「おはようございます。オルガさん!」


「おはようスノウ。早速協会に行ってみるぞ!」


 次の日の朝。部屋から出た二人は真っ先に冒険者協会に向かう。すると協会から慌ただしく人が出入りしていた。


「何かあったんですかね?」


「一応話を聞いてみるか。」


 二人が入ると、クリスが慌てた様子で駆け寄ってきた。


「二人共おはよう!早速だけど、昨日のことで話があるの。来てもらっていいかな!?」


「それってもしかして!」


「ええ、ウチの冒険者達が事件の証拠を掴みましたよ!マネージャーも呼んでます!こっちこっち!」


 クリスに連れられて部屋に入ると、そこにはフーシャが立っている。彼女は机の書類を見て、深刻そうな顔をしていた。


「お二人を連れてきました!」


「……ご苦労さまフミャ。一度下がってもらっていいフミャか?」


「は、はい。」


 クリスを下がらせ、彼女はスノウ達に話しかけた。


「夜のうちにきみ達の閉じ込められた小屋に行ってみたフミャ。そしたら見つかったフミャよ。……大量の骨と、装備品が。」


「…………。」


「二人のお陰で事件が明るみに出せたフミャ。被害者に代わって、お礼を言わせて欲しいフミャ。」


 そう言ってフーシャはスノウ達に頭を下げる。二人はどう声を掛ければ良いのか分からなかった。するとフーシャは真剣な顔で二人に問いかける。


「きみ達が責任を感じる必要は無いフミャ。でもいつ死ぬか分からない、冒険者はこういう職業フミャ。それでもきみ達は、冒険者を目指すフミャか?」


 それを聞いた二人は、同じように真剣な顔で応える。




「どうなるかは分かりませんが、自分で選んだ道なら後悔は無い。それが私の目指す冒険者、そして自由なんだと思ってます。だから、私はやっぱり冒険者になりたいです!」


「右に同じだ!やりたいようにやり、進みたいように進む、その結果なら後悔はしないさ。」


「そうフミャか。……それならいいフミャ!何か暗い話をしちゃってごめんなさいフミャ!」


 フーシャは何かが吹っ切れたような明るい顔をして、

 二人に返事をした。それを見た二人もホッとした様であった。




「お二人はこれからどうするフミャ?クエスト受けるフミャ?」


「いえ、今日はお休みです。昨日は色々大変でしたからね。」


「それじゃ、この後ちょっとだけ時間もらっていいフミャ?アーティファクトについて、説明があるフミャよ。」


「アーティファクト?昨日言ってた不思議なアイテムの事か?」


「そうそう!折角だからオルガ君も聞いてくといいフミャ!」


「ちょっ、押さないで下さい!倒れちゃいますよ!」


 フーシャは二人を押して部屋に入り、椅子に二人を座らせる。そしてアーティファクトについての説明を始めた。



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