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赤と青と。  作者: ののの
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赤と青

「青が好き。」


君はそう言って僕を見る。


「僕は赤が好きだ。」

「奇遇だね。私はちょうど赤が嫌いだったの。」


君はそう言ってクスクス笑う、どこか楽しそうにクスクスと。


「ほんとに奇遇だね。僕も君と同じでちょうど青が嫌いな気分だったんだよ。」


「気が合うね。」

「気が合うな。」


赤が嫌いな君と、青が嫌いな僕。


偶然のような必然のような、そんな二人。


いったい彼らはなぜこんな会話をしているのか。


いったい彼女達は何者なのか。


こんな街の真ん中で、人が濁流の様に流れる交差点の真ん中で。


すれ違うはずの、当たり前にすれ違い、そして過ぎ去っていくはずの二人が。


人は「コレ」を何と言うのだろう。

偶然だろうか。それとも必然だろうか、もしくは軽々しくも「運命」とでも言うのだろうか。



赤い女と、青い男。



この二人が出会った事実は。一体何と言うのだろうか。








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