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破滅の覚悟は宜しくて?  作者: 玉白美琴
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でもあの事件には続きもあった

側妃と王子の暴挙に、国王が気付いて謝罪をしたいと夫人であるお母様達と、子供である私達を呼んで王宮に招かれた。


でも、それが策略だったの。


会場に着いた瞬間、隠れていた下級騎士達により三人が囚われた。


国王はお父様の弟である伯父様の妻、伯母様と従兄弟二人を無理矢理捕まえ、自分の妻と、自分の養子にしてしまったの。


国王自身も、自分の秘密が不味いと焦っていたようで、異常な強行だった。


伯父様は嘆き悲しみ、唯一残されたまだ赤ちゃんだった娘と共に寂しい想いを10年間過ごした。


報復も全て溜めてから溜めてから晴らす。


それが本来の王族のやり方。


だから私の騎士も、二人が欠けてしまったの。


それも全て今日で終わる。


王宮にいる正妃様と王子殿下二人は協力者であるから、彼等の指示に従い商人の姿に扮するアクタリウス軍。


私達は偶然訪れた高位貴族を装うわ。


でも、その前に私はシュラウナと共に人払いを済ませた自室に居た。


シュラウナは目隠ししているけど、神眼と言う魔法を掛けてるから肝心の魔力や魔術式が見えるわ。


私は覚悟を決めて、お母様が見守る中で服を脱いだ。


忌まわしき魔術式を打ち消す為に。


この日の為に、シュラウナは魔術を極めたのだから。


扉の外にはバレンシア、ルビーナ、マキシミリア、お父様が立っている。


シュラウナは決心をして、私に掛けられた魔術式に魔術を展開した。


部屋は目映い光に包まれ何も見えなくなった。



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