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破滅の覚悟は宜しくて?  作者: 玉白美琴
10/15

私はヒロインよ

この世界は乙女ゲーム【ラブロイヤルナイツ】の世界。

平民から男爵令嬢に成り上がったヒロインのビアトリスが主人公。

意地悪な悪役令嬢キサラにめげず、攻略対象キャラと結ばれて最後はキサラを断罪処刑して私は王妃になってハッピーエンド。

それが私の知るゲームストーリーだったのに……。



攻略対象が沢山居て選り取り見取りの筈が、なんかゲームと違っておかしい。攻略対象がパロマ一人しか居ないし、隠しキャラの王子二人とは何故か未だに会えないわ。


確か、パロマ以外にも四人居た筈よ。将来有望な魔術師や、騎士団長の息子、宰相の息子、そして腹黒公爵令息が。


悪役令嬢キサラは私を苛めてこないし、私はパロマとしか結ばれないなんて最悪。


キサラの取り巻き令嬢達なんか、私の知るキャラじゃないし。


本当ワケわかんない。だけど良いわ。


さっさとパロマストーリーを攻略してキサラを処刑すれば、また一から攻略出来るわ。


やっぱりゲームだからか、バグもあるのね。



その日の朝は、何だか悪寒を感じたわ。


嫌ね、風邪でも曳いたのかしら?


私はメイドにホットミルクを煎れてもらって一息付いた。


確か今日は学園が休日だったわね。朝からパロマに呼ばれてるし王宮に行かないと。


メイド達に王宮に行っても問題ない、格式があるドレスを選んで貰うと直ぐに私は着替えた。


鏡に映る落ち着いた緑色のドレスを見て、私は納得して満足する。


アケスケ男爵家は代々、王家御用達の商会【ソデノシタ】を営んでる。


王宮に行くのも今日が初めてじゃないし、普段は疎かにしてるけど私は教養やマナーを両親に仕込まれてきた。


……大丈夫、いちいちキサラを気にしてちゃ駄目だわ。


今一不安はあるけど、私は王宮に向かうため男爵家の馬車へと乗り込んだ。



程無くして私は王宮に着くと、馬車から御者にエスコートされて降りる。



「あら?見たこと無い商会ね。新顔かしら?」


王家の許しを貰えるまで、如何なる商会も王宮の中には入れない。


馬車止めのその先に繋がる通路に立つ商会の一団を見て、私は珍しいなと思いながら王宮へと入った。


まさか、その後にこうなるなんて誰が予想できたのだろう?


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