41 初!ダンジョンアイテム!!
ちょ、ちょちょちょちょっと、整理しよう。
本気で走ったら、蜘蛛の体に穴開けました。みたいな? ……いやいやいや、えっっ!?
ステータスのスピードが異様に高かったけど、ここまで!?
「ニーサーさん……とりあえず息してください」
「……は、はぁ~……これは、わたしもステータスを上げないとついていけないよ…」
やれやれ、と私の肩に手をおき、首をふるニーサーさん。
なんか可愛かったので何も言わないでおいた。
少し、頭にある猫耳を触らせていただけるとありがたい。
「シュナ……あそこ、みて」
ネッシさんが指を指した方を見ると、蜘蛛が倒れていた場所に宝箱が置いてあった。
……無理があるだろ!!!!!
RPG的な? RPG的なやつなんですかね!?
そして蜘蛛……お前はどこへ行った……。
……ネッシさんに聞くと、ボス部屋の魔物は倒すと宝箱になり、開ける人で中身が変わるとか。
そして私が開けることになったって。……知ってたけどね。
「これ、どうやって開けるんですか?」
鍵がかかってる宝箱を見ながら言うと、ニーサーさんが
「壊すの!」
「……はい?」
「だから壊すの!!」
「いやいや! 中身が壊れますよ!!」
「大丈夫大丈夫!まあ、やれば分かるよ!」
またしても親指を立てるニーサーさん。なぜ私がやらないといけないのか……。
まあ、やるけどね!! ってことで宝箱にチョップ
「てやっ」
ゴキッと音をたてて壊れたと思ったら、飛び散った破片が消えた。
……へ?
驚きで、パチパチと瞬きをすると、消えた宝箱があった場所に指輪?が落ちていた。
「こっこっこっ、これ…なんですかっ!?」
「フッフッフッ!
……実はこの鍵のかかった宝箱は、壊した人の魔力が宝箱の鍵になるんだよ!」
「……ん? じゃあ、出てきたものって…」
「そう、簡単に言えば魔法!……なんと、魔力の大きさによって、付属魔法がつけられてるんだ!武器とか道具とかにね。」
「……簡単に言わなかったら何になるんですか?」
「う"ッ………そっ、それより!鑑定してみてよ!!」
「なかったんですね……はぁ~、分析の魔眼」
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『成長の指輪』
付属効果: 成長速度upLv.9 HP増加Lv.7 攻撃力upLv.8
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「………………ン!?」
「ど、どうだった??」
「え、ん!? お? んんっ??」
「シュナちゃん!?………ネッシは?」
「……むり……鑑定不可能…」
「シュナちゃんんん!!帰ってきてッ!!!」
……まあ、いろいろあって数分後に落ち着いた。
なんだアレ……チート装備じゃないか……。
分析の魔眼で見たものを伝えると、次はニーサーさんが数分固まっていた。
「……ニーサーさん。これ、あげます」
「……えっ!?シュナちゃんが初めて出したダンジョンアイテムだよ!!?」
「ダンジョンアイテムって言うんですね……っじゃなくて! いいんです、本当に。むしろ貰ってください。」
「で、でも」
「ほっ、ほら! 指輪に付いてる宝石、ニーサーさんの髪の毛と一緒の赤色で綺麗ですし、似合いますよ!!」
「そ、そうかなー!えへへ~、じゃあ、ありがたく…」
「まって」
指輪をニーサーさんの手に置こうとしたらネッシさんが止めた。
「? どうしたんですか?」
「ネッシも、…シュナからの……ほしい」




