30 武器を買おう。うん。
ゴブリンをある程度?倒したあと私はハンド野郎の反対側にあるニーサーさん達が泊まっている宿に来ていた。
明日の夜だっけ? やだなー……。やっとこの街に慣れてきたのに。
「シュナちゃん!これからどうするの?」
「あーどうしましょう。私常識とかなくて……。恥ずかしながらこの街位しか知らないんですよ……」
「そっかー……。なら、わたし達と獣族とエルフ族がいる大陸、モスラキーに行かない?」
「え! いいんですか!? この街に用事とか……」
「魔族が出たって聞いた、から。…もういいよ。…………でもシュナ。私達に隠してること……ない…?」
え"!? ネッシさん鋭い!! 転生者ってことも隠してるし、固有スキルのこともいってないし。……言わなくちゃダメかな?
「……モスラキーまで時間があるから、着くまでには教えてよ!ね?」
これはもう高速で頷くしかないよね!! やさしぃぃ。いや、ムドクさんのことがあるから簡単に信じちゃダメなんだろうけどね。
でも、この二人は裏切らないって思うんだ。なんか……何て言うんだろ…雰囲気?かな?
安心できると言うか、嘘をついてないってわかるんだよね。これで嘘ついてたら泣く。うん。
今日はいろいろありすぎて気付いたら寝てた。
―――――最後に見たのは二人の笑顔。うん。かわいい。
冒険者ギルドに行ったら、皆にニーサーさんのパーティーに入ったのか聞かれ過ぎて疲れた。まあ、昨日まで私が逃げてたのに一緒に仲良く歩いてたらそう思うよね。
ムドクさん達には会わなかった。ほんと、運が良いのか悪いのか……。
昨日のゴブリンのコアは15万ファンだった。いや、倒しすぎだろ!? っていう受付のお姉さんの顔。私も思った。
Sランクのパーティーに私が入れるのか、と言ったら「せめてAランクになってね」って笑顔でニーサーさんに言われました、まる。
あの笑顔はトラウマになる。絶対。
今日の昼に街を出てモスラキーに向かうらしい。何も準備してないんだけど!!?
どうすればいいんですかね……。と、とりあえず武器を買いにいくっ!!
武器屋?らしきものを見つけたけど雰囲気がやばい。後ろに闇が見える感じ? まあ、入るけどね!!
「お、おじゃましまーす?」
よくわかんないけどお邪魔しますと言っとけば何とかなるの法則!!
誰もいないな……ん!? か、刀がある!!!! 全体が黒い、まさに漆黒だ…。持ってみよっかな!
おお! 意外に軽い!「あ、あの! そ、それは!!」
誰だおまゲフンゲフン危ない。お前って思うだけでも殺されそうな感じだよ……
「あ! 勝手に触ってしまって……すいません! この刀がかっこよくて…」
変な言い訳☆ 何だよ刀がかっこよくて…って!!
「その刀は一度触れると触った持ち主にしか使えなくなるんですよ。」




