20 おっさんと勝負! からの決着?
ムドクさんが合図をしてからおっさんはいつでもどうぞと言いたげな顔をしてる。
まじでムカつくぞこいつ!
……武器は同じだから壊れることはないよね! よし! とりあえず炎魔法をおっさんに放つ。ちゃんと詠唱もどきしたから大丈夫!
「っ!? 今魔力を感じなかったぞ!?」
おっさんが驚いてる内に攻撃を仕掛ける。
カンッ
余裕で止められた! わかってたけど悔しいな! でもっ!
攻撃力が私より低いおっさんは押し負けてる。自分でも口角が上がっていくのがわかる。
おっさんが私の顔を見た瞬間体に直接炎魔法を放った。至近距離で魔法を当てられたのにおっさんはまだ倒れない。
意外に耐えるな……。うえっ!? おっさんがいきなり飛びかかってきた。
それを避けおっさんが持ってた剣を見てる人達の方へ飛ばし、首もとに剣をおいた
さっきまでうるさかった闘技場が一瞬で静かになった。
決まった! これはめっちゃかっこ良かった!! 頑張った。私!
「そ、そこまでだ。勝っちまうなんてな……シュナ強すぎだろ!」
ムドクさんがビビってる!? 私ってとんでもないことをしちゃった? 3本の指に入る人を倒した?もんね。そりゃそうか。
「お、おい! お前何をした!? 俺は剣術Lv.7だぞ!! こんな若けえやつに!」
「剣術? あ。スキルですか? 私は剣の才能Lv.2です」
「剣の才能!?」「持ってるとしたら剣術を極めたってことか!?」「ゴルファさんが負ける位強いのか……!?」
あれ? なぜかムドクさん達も驚いた表情で見てきてるんだけど? 剣の才能ってそんなすごいのか?
「まあ、なんだ…その……酔ってたとはいえ変なことをしてしまった。すまない!」
おっさんんんんんん!? さっきまでと全然違うんだけど!?
「い、いえ。大丈夫です…? 謝るくらいならまた今度戦ってください!」
「あ、ああ。分かった! ありがとな。それじゃっ」
おっさんが逃げるように階段を上ってった。私もおっさんの立場だったらそうしてるわ! ごめんな。おっさんんん
「もう夜だ。宿に行くか?」
ええ!? おっさんのことはふれないの!? いいけど! いいけどさ! 逆にかわいそうだよ!!
おっさんに勝ってからムドクさん達に連れてこられたのは「ハンド野郎」という名前の宿。
ネーミングセンス!!!! 何でそんな名前にした?? だが名前はあれだけど評判はいいらしい。不思議すぎだ!
そして今! 私の目の前には 美味しそうなご飯ちゃん達!!!! よだれがとまらない
このあとめちゃくちゃ食べた。 本当に美味しかったです、まる。
途中から涙流しながら食べててレリアさんに心配された。性格も美人か!




