9話 神に会った
あけおめことよろ。
毎度のことながらネーキの存在を忘れる。ごめんネーキ…
9話 神に会った
「ギルドの依頼は何かあるかなー?」
プロテアたちとグローズを結成したのちしばらくみんなで動いたり動かなかったりしてギルドの依頼の数を減らしている。
結局依頼が増加している理由は炎日にきて、兵士や冒険者にならなかった日本人たち一気にがギルドへの依頼の仕方を覚えたというのが理由らしい。なのでより一層俺らが依頼を消化しなくてはならなかった。
「お!ゴブリンの討伐があるぞ!珍しい!」
確かに珍しいな。ゴブリンキングがいたとして…だとしてもだな。報酬がやけに高い。なんか怪しい。
「イノタカラズミ村?」
「前の玉ねぎ生産地が玉ねぎ村とかだったんだけど…」
「そんなことあったのか」
ソリットが知らぬ間に謎の経験をしている…とその時ギルドの受付の人がカウンターから出てきた。
「私もこの村聞いたことないです」
「そうなんですか?」
「私もこの依頼入ってきた時にベテランの方に聞いたんですが聞いたことないと答えられてしまって…ごめんなさい。情報なしで」
「なおさら僕らがやった方がいいかな」
「助かります。ここを基準に考えると北に氷聖、南にケルト、遠くの東に魔物の国。その反対、遠くの西にあると郵便から言われました」
だいぶ屈強な郵便だな。
「受注の手続きはやっておくので早めに行ってもらえると助かります」
「よし、じゃあ行こっか」
「わかりました!」
「まあどうにかなるか」
その後、実体透過、スピードアップの魔法を使って障害物を突っ切ってすぐに行こうとした、が…
「あちゃー海か」
こりゃまいったな…
「なるほど、理屈としては通る話だね。炎日とかはまだ文明や戦闘技術が発展してるけど海1つ越えると全然発展してないからこっちだと普通のゴブリンでもすごい大変なんです、ってことは珍しくない」
「そう…なのか?」
「…何のために昔の日本地域に住んでた人が危険な航海をして遣隋使や遣唐使を送ったと思ってるの?」
ソリットは得意げに言う。
「なるほど、否定できないな」
「まあ郵便が通っているという事実には驚いたけど」
「じゃあどうする?飛ぶか?」
「そうだね、流石に飛んで行こうか」
というわけでソリットに飛行魔法をかけてもらった。
数分後…
(あ、あそこっぽくない?)
(確かにあそこっぽいな)
目的地っぽいところを見つけたのでそこの周辺位着陸することにした。
「ふぅ〜ついた…」
村らしきものの近くに着地し、村に急いで行く。
「さてと…あれは普通にゴブリンだね」
「普通にゴブリンか…」
「えぃ」
うん、普通にゴブリン。マジでみんなが想像する感じの強さ。別に強くない。
「さてと僕一旦家確認していくからみんなゴブリン抑えていって」
「あいよ」
ということでソリットが家の中の確認、俺たちはゴブリンを処分する感じで行った。
「さてと…」
とりあえず目の前の家から確認していくか。
…ちなみにみんな、ゴブリンに襲われている村といえば天気は何を思い浮かべる?曇り?雨?もしかしたら雷を思い浮かべる人もいるかも…
「あっつい…」
まあ快晴なんですけどね。それはそうと…近くの家の前に来た。
2回がお手洗いで…3回か。
コンコンコン
「依頼を見てきました!大丈夫ですか?」
「あぁ!助けが来た!」
お、結構スルッと話進んでくれる感じかな。
「あの、大丈夫ですか?」
「はい、何とかあの手この手で生き延びました」
そのあの手この手を聞いてみたいけど…いっか。
「そういえばあっちの家からさっき悲鳴が聞こえた気がするんですけど大丈夫ですかね」
「さっき!?いつぐらい…」
「う〜ん結構前かな」
そういう大事なことは最初に言ってくれませんかね!!
「わかりました、行ってきます!」
僕は快足を飛ばして指してくれた家に行く。
……今快速と快足をかけたの。どうかな。
※最強は目の前の敵に集中してください。
怒られたので集中します。
ここで僕は魔力を大量放出。からの感知魔法を使ってゴブリンを見つける。
「いた、あそこの家」
「あの!助けてください!」
「はいはい、どうしたの?」
「あの…傷を負ってる人がいて!」
「わかった、落ち着いてそこに案内して」
「あとゴブリンもいます。人質として取られたんです」
知能ありのゴブリン。まあ所詮は知能があるだけ。
それはそうとしてさっき出てきた女性が案内してくれた。
「か、かか、観念しなさいゴブリン!こっちには…多分強い男の子がいるんだから」
「多分強い男の子です」
「…お前ら何言ってるんだ」
「喋れたんだ君」
「結構流暢に喋るだろう」
「結構流暢に喋るね。じゃ、バイバイ」
「な、何を言って…!」
グシャッ!!
「あぁ、ゴブリンさんが見るに耐えない姿に!」
「それよりも治療するよ」
「あぁはい」
「大丈夫?」
「ぅぅぅ…」
「ダメっぽそうだね。えい」
「………ぁ…あ!傷が治ってる!」
面白みのない典型的なセリフをいただきました。まあこちら側としてはわかりやすいからありがたいけど。
「うん、しばらくは安静にしててね」
「はい、ありがとうございます…」
「じゃあ僕はまたゴブリン倒しにいってくるから」
「はい、気をつけて…」
一旦家の中にはいなさそう…みんなと合流しよ。
「あ、ソリット!」
ソリットが戻ってきた…がこっちはちょっと面倒な感じっぽそうだ。
「どしたのオリーブ、数減ってなくない?」
「いや違う、減った分増えてるんだ。多分ゴブリンが無限に出てくる場所があると思う」
「オリーブ!後ろ!」
アップルが叫ぶ。
「おわっと!」
「じゃあ正面からゴリ押しで行くか…」
「ソリットからゴリ押しという単語を聞くことになるとは」
「だって正面から全部倒していかないと、また被害者が出ちゃう」
「それもそうか」
「よし、せっかくだしリーダーらしく指示出そ」
「なんだソリット!」
「ソリット、何?」
「僕とルピナスとネーキで前線をあげて、オリーブは抜けてきたやつとか足らない部分をいく感じで」
「わかった」
「じゃあ私は?」
「アップルは後方支援。オリーブのさらに後ろでサポートに徹して」
「分かった」
「じゃあワープ」
そうソリットが言った瞬間俺ら各々のポジションに飛ばされた。
「おう、結構広がったな」
これ会話できない距離…だがまあどうにかなるか。リーダーから指示もらったし。
森の中に進んでるな……これあいつゴブリン出てくる場所わかっているのか?
※どうやら分かっているようです
天啓によりどうやら分かっているようなので大丈夫でしょう。じゃあしっかり抜けてきたやつを倒しますかね。
「おう、早速仕事」
ドン!
しっかり魔法で処理する。
ソリットが強すぎてアレだが俺らも強いはずである。
ドン!バン!ガシャン!
それはそれとして前線では何が行われているんだ…魔法がすごいということしかわからん。
「とりあえず魔法展開的なことだけしておいてちょっとずつ進むしかないか…」
いつでも魔法を打てる状態にしておいて前線にあわあせて進んでいく…
…暇だな……あ、来た。
「ほい」
ドン!
そろそろスポーン場所どうにかできるんじゃないか?
…戻ってきたわ…思考認識付きだったか?ってぐらい完璧なタイミングだな。
「いい感じに行けたか?」
俺は来た3人に聞く?
「はい、バッチリです!」
「うん、ネーキが頑張ってくれたんだよ」
「そうかお疲れ様、頑張ったな」
「どう?行けた?ソリット」
アップルも合流した。
「うん、ネーキが頑張ってくれた」
「お、頑張ったね」
「えへへ…ありがとうございます」
「…よし、じゃあゴブリンいないか確認したら村に戻ろう」
「おう!」
「あいよ」
「わかりました」
「了解」
4人同時に返事をする。
「ぉぉ揃った…」
「あぁ…倒してきてくださいましたかありがとうございます」
明らかに村長っぽい人が出てきた。
「村長さん?」
「私この村の村長ムラナガと申します。なぜか村のものはその名を呼びにくいそうなのですが…」
日本人の名前が呼びづらい設定生きてたのか…て言うか、ムラナガって
ムラナガ→村長ってことじゃないか…
「礼ととしてこのお金を…受け取ってくれますよね」
なんとも圧が強いが何よりも…
((多い!))
多分全員が同じことを思っただろう。多い、報酬が。とてつもなく多い。完全に忘れていた…しかも手渡しかよ…しかしこれは断るとめんどそうなのでもらっておくかぁ…て言うかこう言うのってギルドが間に入るものじゃないのか…まあいいか…いいのか?いいかぁ…
「あぁせっかくなのであそこの山にある神社でお参りでもしていったらどうですか?」
「わかりましたありがとうございます」
「もしかしたら神様に会えるかもしれませんよ」
「神様ってなぁ…そんなこと言ったってって感じだしなぁ」
「いやでもすごい人が出てくるかも知れませんよ」
「人というか神…だしな一応…」
そんな会話をしてるとそれっぽい場所を見つけた。
「ここか…な?」
「そうじゃない?」
「普通の神社だね」
「普通ですね」
「まあ2礼2拍手1礼しておくか?」
「まあしておきましょうか…」
ネーキ2礼2拍手1礼知ってるんだな。
全員で並んでやることにした。
(2礼)
パンッ! パンッ!
(2拍手)
(1礼)
「おわ!なんだ?」
「周りが白くなった!」
「敵?」
「落ち着いて、敵の気配はしない。殺気もないから大丈夫」
そうしてしばらくすると霧が晴れた。
「…なんかいる」
そこにたっているのはメガネをかけセーターを着た一般男性。
「なんかいるとは失礼なw、一応この世界の神だぞ僕」
「あ…え?神様!?本当に神様なんですか!」
ネーキが俺らの気持ちを大きく代弁してくれる一言を放つ。
しかし何とも…
「いいリアクションをありがとう。うん普通に神様やってるよ」
「普通に神様をやっているとは…」
神様らしくない…だって日本の街を探せば1人ぐらいいそうな感じだもんな…
「ごめん一応台本あるから読んで良い?」
「まあはい…どうぞ…」
「どうぞもおかしい気がするけど…まあどうぞ」
「僕は神様。作者の分身として作られた存在」
「分身なんだ、なんで?」
「作者が自分のキャラと喋るとなんか辻褄が合わないとか、不都合が発生しそうだからさそれで僕ができたってわけ。つまり『※』これとは違う存在。僕はこの世界の中で何でもできるって感じだと思ってもらって」
「…ややこしいな、もうちょっと簡潔に」
「とりあえず僕は”この世界で”何でもできる便利屋さんみたいなイメージでいいよ。まあみんなのことはいつも見てるけど」
「…」
「便利屋さん…その扱いでいいのか神様…」
「そんな扱いでいいんだよ神様…まあ所詮は僕も作者の駒にすぎないってことだ…け…ど…ソリットくん?」
「…!」
「ん?ソリット?」
視線がソリットに集中する。
「どした?」
「待って……もしかしてすいせいと…バレてる?」
「そりゃぁ描写されてるされてないのバレてますよ」
「すいせいと何してるんだ?」
「別に…ちょっとすいせいに甘えてるだけで…」
「…はい?」
「甘えてるの!疲れた時は!すいせいに!」
「はい……っw?」
「ww…」
「目が覚めた時にソリットさんいないってたまに思ってましたけど…」
「そういうことだったのか…w」
「むぅー……」
ソリットが拗ねてしまった。
「こらこら、ソリットくんをいじめるのはそれぐらいにして…」
そう言いながら後ろから神様がソリットの頭を撫でる。
「せっかく神様に会ったんだから何かないの?願い事とか」
「俺らにないの?神様が」
「…逆じゃね?」
「いやぁだって全てを管理するものとしてないの?なんか文句とか…」
「そりゃあまぁ…ありますよ?」
「たとえば?」
「誰が誰をどう呼ぶのかを決めておいてほしい」
「というと」
「たとえばオリーブ」
「なんだ?」
「『ルナ』って呼ぶのか『ルナさん』って呼ぶのかとか、『すいせい』って呼び捨てにするのか『すいせいちゃん』ってするのか、そこら辺をきちんと決めておいてほしい」
「そんなこと…あったのか悪かったな」
「ほんとにぃ頼むよぉ!」
※精進します…
「じゃあまあ用事は済んだし戻してくれないか?」
「どこがいい?ギルドとか指定できるけど」
「んんん…じゃあギルドでいい?みんな」
「いいんじゃないか?依頼はこなしたし」
「私も大丈夫です」
みんな大丈夫そうな顔をしている。
「じゃあ、神様。ギルドに送って」
「あいよ、いってら」
軽いなこの神様…
「お、ソリットさんたち、おかえりなさいませ」
「うん、しっかり解決してきたよ」
「ありがとうございます」
「お金は一部ギルド側に渡せばいいですかね」
「いや大丈夫ですよ。依頼者との仲介役としてギルドが入っている場合はある程度運営費としていただく場合がありますが…今回はそういうのはないのでですので特に大丈夫ですよ」
「じゃあありがたくちょうだいしておくか…」
「うん。えっと…お昼ご飯食べたらまた、次の依頼をやろっか」
「おう」
9話 終了
おまけ ソリットくんはすいせいちゃんにこんなことしてもらってます
「ん…ソリットくん?」
ソリットくんが私の世界に来た。
「ぁ…すいせい、ごめん。寝れなくって…」
「うん、全然大丈夫だよ…一緒に寝る?」
私は微笑みながら言う。
「…いい…かな」
「いいの、ほら遠慮しない!……ハグする?」
「…ん」
ソリットくんが手を差し出してくる。
「はい」
「………」
ソリットくんとしばらくハグをする。
「ほら、ここじゃ何だしお布団行こ?」
「うん…」
こんなことをしてもらってました。
おまけおしまい。
いつの間にか年越ししました。そしていつの間にか2月になりました…時の流れは残酷だね。




