表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍発売中】やんちゃ姫さまの大冒険 うちの第三王女、冒険者になるってよ(web版)  作者: サエトミユウ
9章 姫さま、冒険者になるってよ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

111/111

コミック1巻発売記念SS はじめてのちゅー

 あたしはパシアン姫。姫さまと呼んでいいぞ!

 あたしは今、冒険者として旅をしてるんだ。

 大好きなアルジャンと一緒に!


 ……アルジャンには言ってないけど、魔王復活の調査も内密に行っているのだ。

 勇者の使命だからな!

 もうひとつ、使命がある。

 それは……アルジャンとちゅーをするのだ!


 アルジャンは初心だから、あたしがちゅーしようとするとすぐ避けるんだ。

 ちっちゃいころから隙をみてはちゅーしようとしてんだけど、すぐ避ける。


 しゃがんでるアルジャンに忍びより……。

「とぅッ!」

 抱きついて、ちゅー……しようとしたら頭をつかまれた。

「危ないから暴れないでくださいよ」

 バタバタ手足を振り回したけど、届かない。

 すると、いつの間にかアルジャンがあたしを脇に抱えて歩いてく。

「はい姫さま。邪魔……いえ、危険なので馬車の中にいてください」

 バンッ!

 思いっきりドアを閉めて行っちゃった。


「……おい絵本。アルジャンとちゅーするにはどうすればいいんだ?」

「寝込みを襲え」

 絵本にそう言われた。


 それで、アルジャンが寝ている隙を狙おうとしてるんだけど、アルジャンは、あたしが近づくと起きちゃう。

「どうかしましたか?」

 って言われてそのままずっと起きてる。

 アルジャンが寝ずの番をしてるなんて知らなかったから、それからはアルジャンが寝られないようなことはしないと決めた。


「他にはないか?」

「隙を見て襲え」

 絵本にそう言われた。


 隙かぁ……。

 …………。

 ないぞ?


 ギルドであたしに話しかけてるときにしゃがみこんだので、「今だ!」って思って迫ったけど、説明しながらめっちゃ避けた。


「隙がない。どうすればいいんだ?」

「直接本人に言え」

 絵本にそう言われた。


 アルジャンと馬車に乗ってるとき、クシャミをしてたから「チャンスだ!」と思って、

「風邪か? 人に移すと治るらしいぞ。さぁ来い!」

 って言ったけど、

「するか!」

 って言われて流された。


 むぅ。


 アルジャンは初心なので、しょうがないのだ。

 しょうがないのだけど……。

 いつか、アルジャンのはじめてのちゅーを、奪ってやるからな!

(終わり)


【お知らせ】

『やんちゃ姫さまの大冒険』コミック1巻発売記念SSでした!

「さぁ来い!」「するか!」がすごく好きだったので、ここをピックアップしました。

 原作はアルジャン視点で書かれているため、姫さまが単なる腕白者になってるんですよねー。

 実際はこうなのか~と思うと、アルジャンの鈍感っぷりがすごいなと思います。もう少し気付け。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

2024年9月5日 ドラゴンノベルスより発売
やんちゃ姫さまの大冒険 うちの第三王女、冒険者になるってよ


著者: サエトミユウ / イラスト:きんし

― 新着の感想 ―
アルジャンは、まともな成人男性です。 しょちょーも来てねえガキに言い寄られて、喜ぶような変態じゃね〜ですよ(笑) そうでなくても、一介の騎士でしかないアルジャンが姫に手を出したら別の意味で命がありませ…
さすが初代勇者、答えがぶっきらぼう、かつ淡白。子孫にも容赦ねえな 7歳児に好き好き言われてもどうも思わないでしょう。54話で「けっこうな年齢に見える」って言われてるし、成人するまで一緒にいても姫さん…
歳は離れている 姫さまなので恋愛対象外なのでは? 姫では無く、アルジャンを応援します
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ