第六話 諸々の確認
あ、そういえば称号でSP貰ったんだっけ
今のステータスがこうだから…
プレイヤー名 『カゲロウ』種族『天悪』
職業『道化師』レベル0
HP 7/7
MP 90/90
STR 7 (10−30%
DEF 7 (10−30%
INT 120 (100+20%
MIND 60 (50+20%
AGI 7 (10-30%
DEX 84 (70+20%
SP 50
種族スキル
悪天反転
スキル
魔化Level1 鎌術Level1 狂化Level2
闇魔法Level1 光魔法Level1 隷属Level1
怠惰 睡眠
称号
ユニーク種族 怠惰の大罪 狂気の申し子
異常者
装備
武器 初心者の鎌
頭 無
腕 無
服 道化師の服
靴 道化師の靴
アクセサリー 無
狂化Level2……INTをレベル×10%下げるかわりにSTRをレベル×10%上げる
隷属……相手が服従の意を示した場合、隷属状態にできる
隷属状態……主の所有物のなり、逆らえない
狂気の申し子……意志あるものに対して、その狂気を存分に発揮したものに与えられる称号 魔化と狂化のメリット上昇率を2倍にする
異常者……神に異常者判定を下されたものに対して与えられる称号。教会や神に目をつけられる。
異常者ってほぼデメリットのようなものじゃないかな?いや、疑問形じゃないね。間違いなくデメリットだ。
でも『狂気の申し子』は普通に強いね
『道化師』と合わせて両方発動すればどっちもデメリット無しでステータスを底上げできるし……
狂化でINT-30%STR+40%
魔化でINT+20%STR−15%
『悪天反転』で入れ替えれるし……ってあれ?
もしかして、STRしか上がらない?
……一度試してみようか
えーと、ステータスに関しては【悪天反転】があることを前提として振らないとね。
ステータスをふって…よし、
『狂化』『魔化』発動!
プレイヤー名 『カゲロウ』種族『天悪』
職業『道化師』レベル0 状態 狂魔化
HP 15/15
MP 186/186
STR 19 (20−30% )+25%
DEF 14 (20−30%
INT 227 (200+20% )-10%
MIND 120 (100+20%
AGI 14 (20-30%
DEX 168 (140+20%
SP 0
種族スキル
悪天反転
スキル
魔化Level1 鎌術Level1 支援魔法Level1
闇魔法Level1 光魔法Level1 隷属Level1
狂化Level1 怠惰 睡眠
狂魔化の恩恵はあまり無いけど
いや、デメリットが少し緩和しているかな?
にしても……流石にこのステータスはヤバイよね
ちょっと脆弱さが気になるけど、レベル上げれば解決するかな?
それに、僕まだレベル0だし、これから先にも未来はあるさ!
はぁ〜
無理して失態とも呼べない何かをポジティブさで取り繕ってみたけど、やっぱり何処か気に要らないな
本質的にポジティブシンキングが好きじゃないのかもしれない。
まぁいいか。ポジティブなんて僕らしくないし
それに、ちょっと変わったステータスだからって、構ってくるようなやつはいないだろうし、そもそもステータスを開示する機会なんて殆どないだろうし。
気にしないで行こう
自重なんて知ったことか
僕は僕
これが普通なのだ
そう、これがこの世界の基準
……な訳ないよねぇ
自己暗示に失敗したよ
いやさ、
最初っからレベル9相当でどうするのさ。
いやまぁどうもこうもないけどさ
今更もう遅いしね。
うん。これでいいや。
別に悪い結果でもないんだ。ただ、かまちょが来るかも知れないだけで……
もういいや(諦め)
そこまで考えた後、一度思考を切り上げ、寝ている間も健気に体当たりしてきていたらしいスライ厶に目を向ける
「さて、スライムくん。今まで無視してごめんね。少し構ってあげるよ」
そういえば、【隷属】なんてスキル獲得したな
人を危ない趣味の人だと思って……!
失礼過ぎるよ。ほんとに
あー、また話がズレた
今はこのスライムの処遇をどうするかの話だったね
隷属……はいいかな
でも、ここまで好きにさせといて、今更殺すのもねぇ……
あ、そうだ。称号で鑑定すれば隷属する気も起きるかもしれない
『鑑定』
種族 スライム レベル1
HP 3/3
MP 1/1
STR 2
DEF 4
INT 0
MIND 2
AGI 1
DEX 0
種族スキル
消化吸収 分裂 斬撃耐性
よ、弱い……
一見スキルに耐性があるのはなかなか良いけど、肝心のステータスが低すぎる。
魔物のステータスなんてどんな振り分け方になっているのかはわからない。けど、このスライムが弱めだということだけは分かる
メリットは斬撃に対する耐性、デメリットはステータスの脆弱さ
この2つを比べて考えてみたときに……
うん。隷属させるメリットなんてないや
パスだね
やっぱりこのスライムは放置しよう
今までこうしてきたわけだしね
今更なにかしようって方がおかしいか
サービス開始まで、残り三十分
それにしても、体当たりをやめてボーっと僕のことを見上げて?いるのにはなかなかくるものがある。
いや、やっぱり僕にそんな心はないか
そもそも、目がないから視線なんてないし
心の目?生憎と、それを察知できるほどに現代社会において必要だと感じていないのでね!
察知できるように鍛えてないのさ
……頑張ればできる気がするけど
ふぅ……一先ず、考えの結論を言わなければ
「ごめんね。構ってあげるよって言ったけど、あれは嘘だよ。君はマスコットとしてここに居なよ。その内どうにかしてくれるさ」
うん、きっと優しい運営が何とかしてくれるさ
きっと……ね?
その後、そのスライムは、ショックを受けたようにフリーズしていたとさ。このスライムにさらなる活躍の機会があるのかどうかは……まだ誰にもわからない………終。
さぁ、次はいよいよ街に出るぜぃ!
それにしても、もうそろそろ昼間に更新しようかな
元々趣味で始めた物語だけど、何人かの人に見てもらえているようだし、少し常識的な振る舞いをするようにするね。って、誰に対して話しているのやら