第二十二話 さぁ!楽しい実験だよ!
間に合ったぁ!
いや、これが当然なんだろうけど。
裏路地の奥へ奥へと進んでいく。
迷わないように道を覚えることも忘れずに。
途中で出てくる輩も全て溺水させて行く。
流石に持っていくには3人が限界
だから泣く泣く実験体にするのは諦めることにする。
そして
「よし、ここまで奥ならまぁ…バレないよね」
さぁ!いよいよ始めていこうか。
とは言っても、何から始めるべきかな……
「魔法の理解から、かな?」
さっきは試しに使ってみたけど、大して理解を深めてもいなかったからか、正直微妙な出来だったんだよね。
なんて言うか、不定形だったんだよ。
本来はチュートリアルで習うんだろうけど、あんな奴にそんなことを習いたくなかったからね……
初日としては微妙な滑り出しになりそうだよ…
出来れば良いスタートダッシユを決めておきたかったんだけどね…
「取り敢えず、持ってきたモルモットの出番はまだなさそうだし、この辺に放り捨てておこうかな」
ん〜、魔法はイメージってよく言うけど、ことこのゲームに限ってはイメージしなくても『決まった名称で』魔法を発動できたんだよね。
元々、完璧なイメージは得意としていたから、(スキルレベルとかけ離れてなければ)自由に弄ることができるんだけど
ゲームだからなのかな、それとも他になにかあるのかな?
早く魔法を発動させるのに【詠唱短縮】とかそんなスキルは必要なかったし……
あれ?そういえばどうして【詠唱短縮】なんてスキルがあるんだろう?
謎……上位の魔法になると詠唱するとか?それともまた別体系の魔法系スキルがあるのかな?
となると……『通常魔法』と『詠唱魔法』で何かが変わるのかな?
んー、今考えても仕方ないか
「取り敢えず、制御機能を身に着けよう」
フレンドリーファイアとか御免だしね
あぁでも、MPには気をつけないと。
回復薬なんて持ってないし…
それから、魔法を寸止めしたり、わざと一人逃して回り込むように魔法をぶつけてみたりして魔法の操作技術を高めてみた。
その甲斐あってか、1度使った魔法はほぼ完璧に標的に命中させることができるようになった。
うん。成果はそれなりにはあったかな
一人使い物にならなくなったけど。
あ、そうだ。MPを回復する手段作れるじゃん
「【嫉妬】【MP自動回復】っと。上手く行ったかな?」
『【嫉妬】により、これから一定時間の間PNルナに【MP自動回復】を付与します。』
「……いったみたいだね」
じゃあ、制御もみにつけたことだし、次はいよいよ、検証していこうか
そのうち、【嫉妬】が無くても【MP自動回復】のスキルは熟練度で取れるでしょ
初日編がそろそろ終わりそうだなぁ
うーん。ストックをもう少し作ってこうかな




