第九話 ちょっといってくる♪
おぉ、まともな時間帯に出せた!
……そうして、僕らのツッコミどころだらけなステータス閲覧会は終わった。
総合しての感想は……うん。なかなか酷い
あのあと、結局僕らのステータスに対して入れたツッコミはどっちもどっちだということで解決した。
いや、解決せざるを得なかった。
何せ、この醜い言い争いが永遠と続きそうな勢いだったからね。
周りにプレイヤーやら現地人やらいる状態で言い争う、そんなはた迷惑で目立つ行為はやりたくない。 という利害で一致したからこそ、こういった解決に至ったよ
……もし解決しなかったから、クロスを生贄に捧げていたね
さて、若干パンドラの箱と化した閲覧会が終わったことで、今後の方針の話をすることになった
司会はまたしてもクロス。
僕とルナはあまりそういうのはやりたくないということを分かっているから司会を名乗り出た(押し付られたとも言う)のだ
そういうとこ、意外と面倒見がいいよね
そこだけは素直に感心する
「で、これからどうする?」
どうすると言われましても。
もう個々人での行動は自分の中で決めているだろうし、まぁその把握かな?
だからといってどうするわけでもないけど。
それはそれとして、
「先に言っておくけど、僕はやりたいとこがあるから」
殺らないといけないことがあるからね
それが終わったなら君らがやりたいことを手伝ってといいけど、これだけはしておきたいから断っておく
……クロスが三人で何がしたかったのかはわからないけど
いや、予想くらいはつく……か?
「ん〜私も」
「なら、暫くは別行動だな。フレンド登録だけしとこうぜ」
全員別行動ということで解散するかと思ったら、クロスからそれなりに衝撃のある言葉を受けた
ちょっとまって!フレンド登録ってなに?
ヘルプ!
えぇと……あぁ、なるほどね
主な機能としてはフレンド登録した相手にメッセージを送れることか。
あとはイベントで利用することがあると
ふ〜ん
そういうのは、ステータス設定のときのAIが教えてくれるようなものじゃなかった?
あ、寝てたし、怒らせてどっか行かせたんだった。
そういう時もある。そこからどう立て直すかが重要なのだ
「申請しといたから受理してくれ!」
「「はい」」
ヘルプで知った手順に従い、クロスからの申請を受理する
『プレイヤー名 クロス とフレンドになりました』
おぉ……リストに追加されてる!
ってこれ、五十人までしかできないのか。
まぁいいけどさ
あぁ、ルナにフレンド申請しないと
『プレイヤー名 ルナ とフレンドになりました』
にしても、なんかあっさり終わったなぁ
もっとこう……複雑な手順を踏むのかと思ったよ
全然そんなことなかったが
「で……今後はこの三人でパーティを組むってことでいいんだよな?」
クロスが聞いてくるが、どうするか……
「そうだなぁ……組んでいるけど、最初あたりはソロで動くことにしようか」
「了解。ならまだ組まなくてもいいね。それじゃ、また何かあれば連絡して」
「おう!何かあったら呼んでくれ。じゃあな!」
そして、クロスとルナと別れた。
やれやれ、本当にせっかちなんだから
もう少しだけゆっくりしてけばいいのに……
いつものことか
ま、居なくなっちゃったものはしょうがない。
僕は僕がやるべきことをやろう
厳密に言えば『べき』じゃないんだけど
「じゃあちょっといって来ようかなぁ」
現実に影響しないこのゲームの中で意味があるのかは分からないけど、とりあえず準備運動ぐらいしておく。
とはいっても、肩を回したり軽く伸脚したり、腕を交差させるだけだけど
本格的にすると周りの視線が気になるからね
今でもかなり来ているけど
さて、方向と地図を確認して……目指すべき森はあっちか
「じゃ、レッツゴー」
あ、街の外に出るとき、最初は門の方で手続きしないといけないんだっけ?
面倒だけど、こういうところはリアルだよね
いや、異世界っぽいのほうが近いかな
_____
何だかんだで門をくぐれた。
因みに、門番の人に初期装備のままで森に行くとか言ったら「コイツ頭大丈夫か?」って目で見られたけど、失礼な人だよね。
そうそう、そういえば途中、変な水晶を触らせられたな
あれは何だったんだろう?
まぁ、害があったわけではないから別にいいか
「距離的には、少し遠いし、サクッと飛ばすかぁ【悪天反転】」
STR 240 (反転【INT】
DEF 120 (反転【MIND】
INT 14 (反転【STR】
MIND 14 (反転【DEF】
AGI 168 (反転【DEX】
DEX 14 (反転【AGI】
やっぱり、別々で発動することはできないか
そりゃそうだよね
HPとMPは反転しないと。
緊急用の回復手段にはできなさそうだ
「ステータスについてはこれくらいにしておこうかな。じゃ、ささっと目的のところに行こうかな」
僕の予想では速度に極振りやつがいない限り、1番最初に僕がたどり着けるはずだしね
それに、他のプレイヤーが地図を持っているのは思えないし
念の為、もう一度地図を確認して……うん。この森でいいね
それじゃ、誰も居ない森の中に一足先に行かせてもらおう
目指すものは勿論_____ボスだ
一応言っておくけど、これはまだ第一章の始まりの部分だから!クライマックスとかじゃないから、其処だけは憶えててくれ。
戦闘シーンか、面倒だな
まぁ、出来るだけ手は尽くすけど




