こんなはずじゃ.......なかったのに
リア充どもにいじめられ、家に帰るとそこにはパピーとかいう変人が居た。
何故かわたしにアイドルにならないかと言ってきた。
初ライブを成功させたのだが、
1週間後のライブではその倍、
週末なのにパピーが、入れた水曜の夜のライブではそのまた倍に.......
そのまた1週間後にはライブ会が全部埋まるくらいの観客が来た。
「こんなはずじゃ.......私の中ではすぐに売れなくなって辞めると計算してたのにーなんで!??」
パピー「これはお前さんの実力だな」
「うるさいパピー」
本当に私の実力なのかな?
実際は陰キャオタクなのに.......
パピー「酷いなー、あと、今週の土曜は空けとけよ!雑誌の取材だ!期待されてるアイドルの卵だってよ」
「え?雑誌とか、無理無理ー恥ずかしーよー、あと、学校の友達にバレたらどうするの?」
パピー「大丈夫だろ!学校ではお前さんメガネだし」
「まぁ、そうだけど.......」
まぁ、大丈夫か.......
週末、
記者「桜坂さえ子さんに質問です!いつも使ってるシャンプーはなんですか?」
.......
疲れたー
まさか写真撮影も有ると思わなかった.......
パピー「お疲れさん!これは、来月発売らしいぞ!」
「恥ずかしーてか、陰キャオタクのらワタシがこんなんにらなるはずじゃ.......」
パピー「お前さんはよくやってるよ、今日はこれを渡すな!」
それは、ファンレターというものだった.......
わたしも好きな声優さんに渡したことあったけ?
開けてみると沢山のメッセージがあった。
こんなに嬉しい気持ちは生きてて初めての経験かも!
「パピー、私ちゃんとアイドルやれてるかな?」
パピー「やれてるさ!ファンがそう示してくれてるだろ」
「よかった.......」
その瞬間、目の前が暗くなった
バタンッ