第33話 カロリーネ諦める
カロリーネは、俺とアネット、ローズ、アニタを呼び出す。部屋に入る時、俺は兵に呼び止められる。
「お前誰だ。男は呼ばれていないぞ。」「俺はアニエスだ。男になったんだよ。」
「アニエスだと。」「私たちが保証します。」
アネットが言う。
「本当に男になったのか。」「はい。」「通っていいぞ。」
俺たちは部屋に入る。兵たちの会話が聞こえてくる。
「アニエスちゃんが男なんて耐えられん。」「俺の天使はどこに行ったのだ。」
俺たちはカロリーネの前でひざまづく。カロリーネが俺に向かって言う。
「アニエス様でよろしいのですね。」「はいそうです。」
「どうすれば男になるのですか。」「女神さまに頼んで男になりました。」
「女神ティア様はアニエス様の言うことを聞いてくれるのですか。」「これは、魔王討伐の褒美です。」
「なぜ、男になりたいと願ったのです。」「ナツキのものになるのが嫌でした。そして、アネット、ローズ、アニタを妻と側室に向かえることにしました。」
「あなた方はナツキのことが嫌いなのですね。」「「「はい。」」」
俺たちの返事がハモる。カロリーネは大きなため息をつく。その後、ナツキは目に見えて落ち込んでいた。アヒムたち「アニエス様をあがめ隊」はしばらく酒におぼれてから家族の所に帰って行った。
アヒムの話では、魔王討伐の報奨金もらって冒険者はやめることにしたそうだ。仲間が死んだことが響いたのかもしれない。
城が修復されるとカロリーネとナツキの結婚式が行われる。ナツキは側室を10人連れていた。俺は男になり、結婚式では近づいて来る女性が絶えなかった。
最後にはアネットとアニタ、ローズが俺をしっかりとガードする。それでも美青年の俺を狙う女性がいた。




