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八八 魂の行方 4/8

 これも似たような話です。

 土淵の中央の常堅寺じょうけんじは曹洞宗で、遠野郷12のお寺の触頭ふれがしら(江戸時代の大きなお寺と一般のお寺の連絡係です)です。


 ある日の夕方にある村人が、本宿から続く道である老人に会いました。

 この老人は大病をわずらっていた人なので、


「いつの間に良くなったんですか」

 と問うと、


「2,3日気分も宜しくてのう、今日は寺へ話を聞きに行くのじゃ」

 と言って、寺の門前で別れました。

 常堅寺の和尚様はこの老人が訪ねてきたので出迎え、お茶を勧めてはしばらく話をして老人は帰って行くきました。

 これを小僧に見送らせると門の外で見えなくなり、小僧は驚いて和尚様に話し、よく見ればまたお茶は畳にこぼされていました。

 老人はその日に亡くなりました。

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