58/107
六五 姥神 1/2 及び 六六 塚と森と 1/4
早池峰は御影石(花崗岩、墓石や建材などに使われるそうです)でできた山です。
この山の小国に向いた方(つまり北東部です)に安倍ヶ城という岩があります。
険しい崖にあって、人などはとても行けるところではありません。
ここには今でも安倍貞任(平安時代中期の人物。前九年合戦で大和朝廷に敗北し逃亡)の母が住んでいると言い伝えられています。
雨の降る日の夕方などには、岩の家の扉を閉ざす音が聞こえると言います。
小国や附馬牛の人々は、安倍ヶ城の錠を閉す音がすると、明日は雨になるだろうと言います。
同じく早池峰の附馬牛からの登り口にも、また安倍屋敷という巌窟があります。
八幡太郎の家来が討ち死にしたのを埋めたという塚が3つほどあります。




