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六一 山の霊異 3/4

 (前話と)同じ人が六角牛山には入ると白い鹿に会いました。


 白鹿はくろくは神様だという言い伝えがあるので、もし傷つけて殺すようなことがあれば、必ず祟りがあると思案しましたが、プライドの高い狩人なので(祟を恐れて逃げたという)世間の嘲りを嫌い、覚悟してこれを撃つと、弾が当たった手応えはありましたが鹿は少しも動きませんでした。

 この時もひどく胸騒ぎがしたので、いつも魔除けとしてもしものときのために用意した黄金の玉を取り出し、これにもよぎ(蓬には魔除けの効果があるとされたようです)を巻き付けて放り投げましたが、鹿はなお動きませんでした。


 あまりに不思議に思って近くで見ると、それは鹿の形によく似た白い石でした。

 数十年も山の中で暮らしてきた者が、鹿と石とを見誤るはずもなく、これは魔障の仕業だと、そしてこの時ばかりは猟を中止しなくてはと思ったと言います。

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