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三六 狼《おいぬ》 1/7

 猿の経立ふったち(青森から岩手に伝わる妖怪。生物学的にありえないほどの歳を重ねた猿や鶏などの動物が妖怪になったもの)、御犬おいぬの経立は恐ろしきものです。

 御犬とは狼のことです。


 山口(土淵、いつもの所です)の集落に近いふたいし山は岩山です。

 ある雨の日、小学校から帰る子供がこの山を見ると、所々の岩の上に御犬がうずくまっていました。御犬はやがて首より下を押しあぐる(あぐるとは物を上に上げるという意味で、大分県の一部に残っています)ようにして代わる代わる吠えました。

 正面から見ると産まれたての馬の子供ぐらいの大きさでしたが、後ろから見ると存外小さかったと言います。

 御犬のうなり声ほど恐ろしいものはありません。

この狼シリーズは三六〜四ニの最後まで一気に続きます。

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