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くさなぎときつねの思い出ごはん。  作者: ちはやれいめい
きつねの章《しょう》
8/30

8 雪路《ゆきじ》が食《た》べたのはなんの肉《にく》?

 みせかえると、とうさんはキッチンで仕込しこちゅうだった。

 かあさんが、ラップでぐるぐるまきにされたものをってきた。



「おはようマコト。てこれ。昨日きのうともだちに電話でんわしたら、キジにくってきてくれたの」

「キジって、桃太郎ももたろうのおともの?」

「そうそう!」

「へぇー。はやけてよかあさん!」

「もー。そうせかさないの!」


 かあさんは、一枚いちまいずつていねいにラップをはがしていく。


 てきたおにくは、スーパーでっているニワトリのにくににている。

 あかみのつよいピンクいろ。かたちもほとんどニワトリのにくとかわりない。


「……これがキジ? なんか、そうぞうとちがう」

「はっはっはっ。そりゃあ、ニワトリもキジもトリにはちがいないからな。もしかしてマコトはマンガにでてくるようなキバツなにく期待きたいしてたか?」


 とうさんがからかってくる。


「そ、そんなことないよ。雪路ゆきじ、待っててね。すぐにカレーつくるから」

「おお、わしのカレー!」


 雪路ゆきじはとびはねて、シッポをぶんぶんふりまわす。なんだかご近所きんじょのワンコみたい。


 昨日きのうおなじベースをつくってしたごしらえしたキジにくをいためてにこんで、キジカレーの完成!


「さあ、できたよ雪路ゆきじ! こんどこそ、おものカレーでしょ!」

「まちかねたぞ!」


 トンとおさらをおくと、雪路ゆきじはガツガツべはじめる。

 こめつぶひとつのこさずべきってからひとこと。


「うーむ。ちがう。これでもない」


「ぇええええ! キジでもないの!?」



 キジもハズレ。

 ニワトリにあじがにてるってったからキジを用意よういしたのに。

 いったいぜんたい、雪路ゆきじはなんのカレーをべたの??



「うーん。ネットでわかることにも限度げんどがあるよなぁ……………。あ! わたし市立図書館しりつとしょかんに行ってみる! ネットにのらないようなことものってるかもしれないし」

「それがいいわね。わたしたちはみせをひらかといけないから、マコトってきなさい」

「わかったわ!」


 わからないまんまだとこっちもモヤモヤするし、こうなったらなにがなんでも、なぞのカレーの正体しょうたいをつきとめてやるわ!

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