異世界転移
時空の女神リーシャに異世界へと転移してもらった。
静かに目をあけてみる。
そこには広大な荒野が広がっていた。
「うーん、まわりに人の気配どころか魔物の気配も無いな。」
「さてどっちに向かって歩こうか?」
「まあいいや、適当に歩いてれば誰かに会うだろう。」
僕は適当に歩き始めた。
そう言えばリーシャが言っていた事を思い出した。
この異世界ではメニューという画面を出して色々な情報を確認できるという話を思い出した。
「早速やってみようかな。」
画面を表示するにはメニューと口に出して言えばいいらしい。
「メニュー」
するとまるでゲーム画面のようにパラメーターやレベルや所持品が表示された。
「さてレベルはいくつかな?」
ステータスを確認していく、レベルは500と表示されていた。
リーシャによればレベルはマックスという話だったから、この世界での、最大レベルは500ということか。
すると後ろから突然声が聞こえた。
「おやこんな所に旅人とは珍しいね。」
振り向くと中年の男性が立っていた。
どうやらメニュー画面に夢中でこの人が近づいてきたのが、分からなかったらしい。
「おやっ?それは!」
中年の男性は急に驚いた表情を見せた。
「それはもしかして光の鍵盤では?」