22:とても修羅場です-2-
誤字脱字、文章変更は告知なく気が向いたら行ってしまいます。
アップロードしてから文章は修正してるので、アップ直後は文章がぐちゃぐちゃな事が多いです、すいません。
そしてほんの少しメイさん視点を投稿。
2015/2/25:文章手直し
2015/3/2:各タイトルにナンバリング記載。
私は胸を貫かれた思いがした。
闘技場の真ん中ではシゼルの先制攻撃から始まり、シゼルの意志ともいうべき火の塊を遊多様に放つも、そこまでの流れを耐え凌いで立っているのである。
しかし、そこは問題ではない。いいえ、シゼルの攻撃に耐えた人物など今までに見たことがなかった。シゼルは筋肉バカだが、実力は本物であるのだ。いいえいいえ、そこは問題ではないのです。
『剣の使い方がわからないですって?』
この世界、危険が多すぎる故に民は刃物の扱いを幼い頃から叩き込まれる。斬るという基本動作も勿論あるが、突きの動作が基本である。しかし、遊多様の構えは明らかに斬る、を元に構えているし、更に刃物の知識がないという。
『こ、これは』
私の頭の中には『良い男にしたい、日々、日々色々教えて素敵な旦那様にっ///』というバラ色のイメージが広がっている。
改めてメイの躾魂に火が灯った瞬間であった。
しかし、その躾に耐えた者は未だいない。




