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火の世界の豪炎  作者: PP
二章-精霊降臨-
117/147

117:開幕-5-

「続きまして、赤組の紹介に入ります。まず最初に入場するは災厄とも言われた暴食の神、『クゥ』だー!」


 会場内にどよめきが起こる。しかし、中央に辿り着いたスレンダーボディの女の子が、ぺこりと一礼する。


「暴食の神ことクゥちゃんは、何と赤組の代表者とⅧ騎士の力により我等との共存を承諾してくれているのです! 皆様、もう何も恐れる事はありません、ここから、また新しく始めていきましょう!」


 パチパチと拍手が起こる、皆暴れ出さないクゥをみて厄災は去ったのだと改めて実感しているのである。拍手の中、クゥは赤組の舞台へといき大人しくしている。


「続きまして、謎の少年『トップ』だ!」


 大きな袋をかついで現れた少年の姿に、何者だろうかと興味を寄せる。中央に辿り着くと同時に、ピースをするだけで赤組へと向かっていく。


「ええと、トップ少年の情報は全く無く……次へ参ります!」


 好奇心の目を寄せるのは女性人である、その謎めいた感じに何か惹かれるのであろう。Ⅷ騎士のマルの時とは違った感じの静寂に場が包まれる。


「続きまして、巨大コカリリスの『タマコ』ちゃんだ!」


 おおお、と太陽の都の民から絶大な歓声があがる。


「このタマコちゃん、何を隠そうコカリリスなのです。そして滅茶苦茶可愛い! 三歩進めば悲しい事も苦しい事も忘れちゃうくらい、それくらい天然さんのですっ。目を瞑る仕草に我々太陽の都は癒され続けました、皆様もタマコちゃんの魅力を本日は十分に堪能していってください」


 オーバーな、と思い解説をきいていたが中央に立ったタマコは緊張していたのか目をギュッと瞑ってガクガクと震え、カチコチになった体のまま数歩進むと緊張が解けたのか自然体になりテクテクテクと小走りでクゥの横へとつく。


「さて、続きましてはトレント族『ジュ』だー!」


 腰に手を据え、モデルの入場が如く歩みを進める。


「このジュは、何と北の大地出身なのです! 樹操作が扱えるそうですが、その実力はいかに!」


 中央でウインクをしてみせる、と再び会場は歓声があがる。そのまま赤組へと歩みを進めタマコの隣へとつく。





次の話しUPでやっと入場が終わりそうです。

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