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火の世界の豪炎  作者: PP
二章-精霊降臨-
114/147

114:開幕-2-

「まず最初に入場するはⅧ貴族が一つ、北の貴族ライラ様へお仕えする騎士『ヴィッシュ』だー!」


 手を上げ入場するヴィッシュ。


「このⅧ騎士が一人、ヴィッシュは北を管理する騎士であり、人柄も良く民の悩みを聞いてくれるなど太陽の都での憧れる騎士ナンバーワンにも輝いた騎士様であります。180㎝の長身を活かした剣技は他の騎士の中でも群を抜いており、この味勝負でも素晴らしい包丁捌きが期待できるかと思われます」


 会場の中心に辿り着き、包丁を空高く掲げると会場は歓声に包まれる。そのままヴィッシュは自分の青組の調理場へと向かう。


「続きましてはⅧ貴族が一つ、北東の貴族タンテ様へお仕えする騎士『パリィ』だー!」


 続いて入場するパリィ。


「このⅧ騎士が一人、パリィは北東を管理する騎士であり、サンド亭でも働くという少し変わった騎士様です。また氷操作が出来て更に料理がとても上手であり、フレンドリーな感じがたまらない!」


 パリィは会場の中心に立つと、氷の双剣を両手に握り両手を上げる。するとクルリと一回転してみせる、途端に先端から粉雪にも似た氷の結晶が周囲に渦まき、ゆらゆらと舞い落ちて来る。氷の双剣は霧散し、そして一礼。


 民達はその姿に見惚れ、一瞬の間をあけワッと歓声を上げる。


「続きまして、Ⅷ貴族が一つ、東の貴族サンク様へお仕えする騎士『ボルカ』だー!」


 続いて入場を開始するボルカ。


「このⅧ騎士が一人、ボルカは東を管理する騎士であり、身長も170cmで見た目からして中肉中背体系なのに何と火の制御が太陽の都一の使い手です! 悪を決して許さず、その正義の心に憧れた者は数知れず。ただし馬鹿なので皆様、決して彼の前で冗談を言わないように注意して下してください、先日も冗談話を聞いたボルカは真実と勘違いし……おっと、パフォーマンスだ!」


 中央でボルカは火の制御で鎧を纏ってみせる、その圧倒的な姿に誰も声を上げる事が出来ず、火の操作を解いた後も歓声は一切上がらなかった。それ程に圧倒的な火の操作をみせつけたのだった。

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