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火の世界の豪炎  作者: PP
二章-精霊降臨-
113/147

113:開幕-1-

 ここは太陽の都ギルド支部地下、新設スタジアム『サンダウン』である。南にある都市の壊滅により、急遽拡大された都の施設の内の一つだ。


 そして今日、最初のイベントが開催されようとしている。


「皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます」


 スピーカーから発せられる声はスタジアム全域に響き渡る、声の主は。


「私Ⅷ貴族の一人、ライラが本日は皆様をおもてなしさせていただくべく、味勝負の開催をさせていただく事になりました」


 この場に集まった数、約二万人。その半分は都の民、そして半分は壊滅した都市の民である。


「このイベントには我等太陽の都を守護するⅧ騎士、そしてその挑戦者には都市を壊滅させた暴食と共に居る勇気ある者達が出場します。この勇気ある者達は現在、暴食の神を従えこれ以上の破壊をしないと約束を交わしている。従って、本日はその脅威が去った事を体感してもらいつつ、更に皆の交流を深めていただこうと開催させていただく次第であります」


 拍手が起こり、場が鎮まると再びライラは話し出す。


「味比べに参加している皆様には、手元にあるボールが準備されているかと思います。そのボールは、火の加減で色が変わる物を用意しております。本日は五千食しか用意できていませんが、味比べをする者は好みの陣営の色にして席の前にある穴にボールを入れて下さい。そのボールの量が多い方が味比べの勝者とさせていただきます」


 巨大なモニターにボールが表示され、実演が放送される。


「では、早速ではありますが我等が青組から紹介をさせていただきましょう」


 その言葉と共に、Ⅷ騎士達の入場が始まる。


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