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112:一つのレシピ
俺はそれぞれの調理技能が上がっていくのを感じ、これならアレが作れると踏む。伊達にネットゲームで反復して料理スキルのレベル上げをした事があるのだ。更に、そのレシピを実際に作ってみていた頃が懐かしい。
俺は皆に一つのレシピを教える、これ一本での勝負である。今回は材料に関してはトップ《火の神様》という、何でもありな味方がついているのである。
『俺の世界の料理、堪能すると良いさ』
俺はそれぞれに役割を与えていく。
最初にトップとクゥの二人に火を扱ってもらう。これは上級油に火を通し料理の質を最大限まで引き上げるためだ。更に、食材に関してはトップ《火の神様》が出してくれるので、何の躊躇いもなく万全な用意をしてもらうつもりだ。
そして食材の下準備にはタマコとセンチに行ってもらう、そして準備される度に炒めるのはサーモとジュ。
完成品はミューズに配膳を頼むつもりである。俺は、状況により指揮する位置付けになる。
俺は心の中でモロの奪還を確信する、味勝負は必ず勝つと。




