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第341話 拡声器の条件

 祝部マコトは、アリスから連絡が来た瞬間、ほとんど反射で飛びつきそうになった。


 オールドユニオンの大使。

 怪物災害で重傷を負った新開市の象徴。

 いまやアライアンスの療養施設にいると噂されているアリス。

 その本人から直接、話がある。


 配信者として、これ以上の“絵”はない。


 アリスが何かを言う。

 自分がそれを受ける。

 新開市じゅうが見る。

 日本国も、ワンダーランドも、企業群も、オールドユニオンも、アライアンスすらも、それを無視できなくなる。


 祝部の頭は一瞬でそこまで走った。


 だが、そこで彼は止まった。


 自分でも意外なほど、はっきり止まった。


 理由は二つある。


 一つは、アリスが自分を庇って怪我をしたことだ。

 あの時、配信端末を握ったまま呆けていた自分の前へ、アリスは立った。

 好き嫌いで言えば、アリスは自分をたぶんかなり嫌っている。

 それでも庇った。

 代表候補として。

 新開市の声を拾うべき人間の一人として。


 その事実は、祝部の中に妙な重石として残っていた。


 もう一つは、相手がアライアンスだということだった。


 日本国でも、企業群でも、ワンダーランドでもない。

 中立を名乗り、インフラを握り、SOFFest と CRADLE LESSON を持つ、あのアライアンス。

 配信映えするからといって雑に飛び込めば、次に画角へ映るのは自分の顔ではなく、自分の人生の終了通知かもしれない。


 だから祝部は、端末の向こうに映るアリスへ向かって、珍しく少しだけ慎重な顔をした。


『話は聞きます』


 その言い方があまりにも普通だったので、アリスは一瞬だけ目を細めた。


「飛びつかないんだ」


『僕を何だと思ってるんですか』


「自撮り棒を持った火薬庫」


『ひどいな』


「合ってるだろ」


 祝部は言い返そうとして、少しだけ口をつぐんだ。

 完全には否定できない自覚があるのだろう。


 アリスは、アライアンス施設の制限付き連絡端末の前に座っていた。

 足はまだ固定されている。

 病室ではなく、最低限の通信を許された白い小部屋だ。

 隣にはSABLE。

 少し離れてトミー。

 アザドは同席していない。

 政治の匂いを強くしすぎると、祝部が逆に警戒するという判断だった。


「アライアンスが、新開市の代表として日本国と交渉するって言い出した」


 アリスは余計な前置きをしなかった。


 祝部の目が、画面の向こうで明らかに変わる。

 驚き。

 恐怖。

 そして、配信者としての本能が嗅ぎ取った巨大な話題性。


『……本当ですか』


「本当」


『新開市の代表公募は?』


「無視」


『市民代表は?』


「無視」


『ミコト市長は?』


「取次ぎはするって。でもアライアンスの保証の下」


 祝部は、そこで黙った。

 普段ならすぐ言葉を重ねる男が、珍しく考え込んでいる。


『それは……まずいですね』


「まずい」


『めちゃくちゃ伸びる話ですけど』


「伸びるかどうかで考えるな」


『考えますよ。考えますけど、今回はそれだけじゃない』


 祝部は、そこで少しだけ声を落とした。


『アライアンスが新開市の代表を名乗るなら、次に問われるのは“新開市民は本当に自分たちで代表を選べるのか”です』


 アリスは少しだけ黙った。

 軽薄な男の口から、思ったよりまっとうな言葉が出てきたからだ。


『それを発信するなら、ただの怒りじゃ駄目です。ワンダーランドだけでも駄目。アリスさん個人の声明でも足りない。企業群も、市民団体も、代表候補も、少なくとも同じ画角に入れないといけない』


「だから連絡した」


 祝部の目が細くなる。


『でしょうね』


 その声に、今度は別の色が混じった。


 野心だ。


『でも、ただ配信してくれ、では受けられません』


 アリスは嫌な予感がして、眉を寄せた。


「条件?」


『一世一代の賭けですから』


「言ってみろ」


 祝部は、ほんの少しだけ身を乗り出した。


『僕を、新開市の代表にしてください』


 SABLE が無言で祝部を見る。

 トミーが、露骨に「出た」という顔をした。


 アリスは、予想していたはずなのに、やはり頭が痛くなった。


「寝言?」


『本気です』


「無理」


『最後まで聞いてください』


「聞いても無理」


『代表と言っても、単独代表じゃない』


 祝部は、ここで一気に自分の構想を並べた。


『僕を新開市代表の顔にする。発信の中心にする。その上で、灰島直、小戸森いぶき、鉄川ジン、三岐透子を僕のアンバサダーとしてつけてください』


「アンバサダー?」


 アリスの声が低くなる。


『現場、福祉、人流と自衛、制度。彼らはそれぞれ強い。でも顔が弱い。言葉がバラバラです。僕がまとめて新開市に届ける。外にも届ける』


「自分が一番上に立つってことだろ」


『一番前です』


「同じだ」


『違います』


 祝部は珍しく譲らない。


『アライアンスが代表を名乗ろうとしている時に、内輪で誰が一番正しいかを揉めている暇はありません。新開市の声は一つじゃない。でも一つの画面には入れられる。僕にはそれができる』


 それは、腹立たしいほど筋が通っていた。


 祝部マコトは短期的な名声だけを狙っているわけではない。

 少なくとも今回は違う。

 彼はこの混乱を使って、自分を新開市の“声の通り道”にしようとしている。

 一度その立場を取れば、代表公募が終わっても、会談が終わっても、彼の影響力は残る。

 市民の声を拾う者。

 各代表候補をつなぐ者。

 新開市の外へ発信する者。


 それは、政治家とは少し違う。

 だが、政治家より厄介な存在になるかもしれない。


 アリスはそれを感じ取った。


「後々、絶対面倒になるな」


『否定はしません』


「否定しろよ」


『嘘は信用を落とします』


 祝部は笑わなかった。

 そこがまた厄介だった。


 アリスはしばらく黙った。

 隣のSABLEを見る。

 SABLE はすぐには答えない。

 彼女は祝部を信用していない。

 だが必要性は理解している顔だった。


 トミーが言う。


「代表はやめとけ。こいつに代表って札を渡すと、あとで自分の顔写真入りの旗を作るぞ」


『作りません』


「作る顔してる」


『作るならセンスよく作ります』


「ほらな」


 アリスは頭を押さえたくなった。


「祝部」


『はい』


「代表にはしない」


 祝部の表情がわずかに硬くなる。


「でも、発信窓口にはする」


 今度は祝部が目を細めた。


「暫定の市民代表団広報役。そういう形なら考える。代表団は複数。誰が上とかじゃない」


『それだと弱い』


「代表を名乗った時点で、他の候補が乗らない」


『……』


「灰島は絶対嫌がる。三岐も制度的に反対する。小戸森は患者家族の声が配信芸に飲まれるのを嫌がる。鉄川は乗るかもしれないけど、それはそれで危ない」


 祝部は黙った。

 それは反論を失った沈黙ではなく、計算している沈黙だった。


 アリスは続ける。


「だから、あんたは顔じゃない。拡声器」


『ひどいな』


「でも、今は拡声器が要る」


 その言葉に、祝部の表情が少し変わった。

 侮辱としてではなく、役割として受け取った顔だ。


「代表候補たちを説得する。市民団体にも声をかける。でも条件はこっちで決める。あんたはその声を広く拾って、広く出す。勝手に脚色しない。自分を代表にしない」


『それでは僕の賭けにならない』


「なる」


 アリスは即答した。


「新開市の意思をアライアンスに突きつける配信。その中心にあんたがいる。それで足りないなら、今は無理」


 祝部は、画面の向こうで長く息を吐いた。


『……暫定市民代表団広報役』


「仮称」


『その肩書き、もっと映える名前にしていいですか』


「だめ」


『後で相談します』


「勝手に変えるな」


 祝部は、そこでようやく少しだけ笑った。


『分かりました。乗ります。ただし、僕は僕の影響力を取りに行きますよ』


「知ってる」


『止めないんですか』


「利用する」


 アリスは、祝部を真正面から見た。


「こっちもあんたを利用する。あんたも利用しろ。でも新開市の意思を曲げるなら、次は庇わない」


 祝部はその言葉に、ほんの一瞬だけ視線を落とした。

 あの時のことを思い出したのだろう。

 アリスが自分の前に立ち、HOUND に踏み折られた瞬間を。


『……了解しました』


 今度の返事は、少しだけ軽さが抜けていた。


     *


 説得は、簡単ではなかった。


 まず灰島直は、祝部の名前を聞いた瞬間に露骨に嫌な顔をした。


「配信の人間を前に立てるのか」


 作業着姿のまま、彼は腕を組む。

 まだ現場帰りなのか、指先には油の染みが残っている。


「前に立てるんじゃない。声を流す導線にする」


 アリスは通信越しに言う。


「同じことだろ」


「違う。たぶん」


「たぶんか」


 灰島は呆れたように言った。

 それでも、彼は話を最後まで聞いた。


 アライアンスが新開市代表を名乗ろうとしていること。

 日本国との交渉を“我々”が引き継ぐと言っていること。

 企業群も市民団体も、代表候補も、このままばらばらなら“新開市に任せると危ない”という氷の母の理屈が通ってしまうこと。


 灰島は黙って聞いていた。

 そして最後に、低く言った。


「現場の話を切らないなら、乗る」


「切らせない」


「祝部が騒いだら」


「止める」


「お前が?」


「私が」


 灰島は、少しだけ考えてから頷いた。


「ならいい」


 次に小戸森いぶき。


 彼女は、祝部を信用していなかった。

 当然だった。

 NECROテック患者の家族会の声が、配信映えのために消費される危険をすぐに見抜いていた。


「患者や家族の苦しみが、見世物になるのは避けたいです」


「分かってる」


 アリスは答える。


「だからアンバサダーとか、代表の飾りにはしない。小戸森さんの話は、小戸森さんの言葉で出す」


「祝部さんの画面で?」


「そこは我慢して」


 小戸森は少しだけ困ったように笑った。


「正直ですね」


「嘘ついても仕方ない」


 小戸森はしばらく沈黙した。

 そして、静かに頷いた。


「アライアンスに代表権を奪われる方が、もっと怖いです」


 その一言で、彼女の参加は決まった。


 鉄川ジンは、話を聞くなり怒った。


「アライアンスが代表だと? ふざけんな。あいつら何様だ」


「武装して乗り込むなよ」


 アリスは先に釘を刺した。


「まだ何も言ってねえ」


「顔が言ってる」


「顔で決めつけんな」


「決めつける」


 鉄川は舌打ちした。

 だがその後、意外にもちゃんと話を聞いた。

 リヴァイアサンの件でアリスが怪我をしたこと、武装ドローンが逆用されたこと、その事実は彼にもかなり重く残っているらしい。


「武装の話はする」


 鉄川は言った。


「だが、今回は前へ出さない」


「本当に?」


「本当だ」


 少し間を置いて、


「少なくとも、話し合いの場では」


 アリスは苦い顔をしたが、それ以上は今は求めなかった。


 三岐透子は、最も厳しかった。


「祝部マコト氏を代表化する案には反対です」


 最初の一言がそれだった。


「代表ではなく、広報役」


「その線引きを明文化してください」


「する」


「代表団の正統性、発言権の順序、記録の扱い、映像編集権、配信後の公式文書化。全部決めてください」


 アリスは、少しだけ目眩がした。


「細かい」


「ここを曖昧にすると、祝部氏が後で代表性を主張します」


「分かってる」


「分かっているなら書面化を」


「……する」


 三岐はそこでようやく頷いた。


「なら参加します。アライアンスへの反論は、感情ではなく形式でなければなりません」


 アリスは、その言葉に少しだけ救われた気もした。

 やはりこの人は必要だ。

 面倒だが、必要だ。


     *


 一方、日本国側もまた、アライアンスの前面化に苛立っていた。


 比嘉日向は、幾つもの回線をさばきながら、表情こそ崩さなかったが、胸中ではかなり強い圧を受けていた。


 せっかく新開市の企業群と渡りをつけた。

 日本国側企業や政治団体も、ようやく代表候補への直接接触を始めた。

 新開市側を企業群主体へ傾ける余地も見えていた。


 そこへアライアンスが出てきた。


 “我々”が新開市の代表として日本国と交渉する。

 その一言で、日本国の側の計算もかなり狂った。


 アライアンスは話が通る。

 だが通りすぎる。

 硬すぎる。

 日本国にとって都合よく揺らす余地が少ない。

 しかもアライアンスの保証下で日本国進出を認めるという形になれば、日本国が新開市へ影響力を広げたように見えて、実態はアライアンスの管理下へ入るだけになりかねない。


 日本国側からの突き上げは激しかった。


 なんとかアライアンスを元の中立へ戻せないのか。

 せめて新開市企業群を主体とした代表団にできないのか。

 ミコト市長と直接話す線はどうなったのか。

 市民団体ではなく実務者を前へ出すべきではないのか。


 比嘉は、それらに一つずつ返事をしながら、同時に別の線を探っていた。


 雫は使いづらい。

 リヴァイアサンの件で、彼女は明らかに制御不能な札だと示した。

 今はもう正面から使うには危険すぎる。


 なら別の系統だ。


 日本国側の企業、政治団体、現地協力者。

 新開市の企業群と近い窓口。

 そして、比嘉自身の足で作ってきた細いコネ。


 ちょうどその時、比嘉のもとへ報告が入った。


 アリスたちが、祝部マコトを使って新開市民の意思を束ねようとしている。


 比嘉は、その報告を聞いた瞬間、少しだけ目を伏せた。


「祝部マコト……」


 軽薄な配信者。

 だが発信力がある。

 代表候補を同じ画角へ入れ、市民団体の声まで拾えば、アライアンスに対して“新開市にも意思がある”と見せるには十分な効果を持つかもしれない。


 そして、それは乗っ取れる。


 祝部の配信導線に、企業群の声を混ぜる。

 市民代表の未熟さを浮き彫りにする。

 灰島の実務性や三岐の制度論を、企業群との連携の必要性へ寄せる。

 鉄川の危うさを強調する。

 小戸森の福祉論を、安定した企業支援なしでは成立しない方向へ流す。


 新開市民の意思を束ねる配信を、企業群主体の代表団へ誘導する材料に変える。


 比嘉は、静かに次の指示を出し始めた。


     *


 だが、動いていたのは比嘉だけではなかった。


 日本国側のいくつかの勢力は、すでに比嘉を通さず、新開市へ独自のエージェントや小型ドローンを送り込み始めていた。


 表向きは調査員。

 企業関係者。

 安全確認スタッフ。

 配信支援技術者。

 災害復旧ボランティア。


 名目はいくらでもあった。


 彼らの狙いは一つではない。

 だが大きな方向は似ていた。


 アライアンスと新開市民を争わせる。

 新開市民の自治主張が、また混乱や暴発を招くように見せる。

 そしてその後で、企業群こそが安定した代表として信頼に足ると証明する。


 そのために、祝部の配信導線へ紛れ込む者もいた。

 代表候補の支援者として近づく者もいた。

 企業群の技術支援を装い、会場周辺へドローンを置く者もいた。


 比嘉はまだ、その全てを把握していなかった。

 ある程度は察している。

 だが全部ではない。


 日本国もまた、一枚岩ではなくなっていた。


     *


 その夜、祝部マコトは配信準備を始めた。


 題目はまだ仮だった。


 “新開市は誰が代表するのか”


 それだけで十分に強い。

 むしろ余計な飾りはいらない。

 祝部はそれを理解していた。


 画面構成には、灰島直、小戸森いぶき、鉄川ジン、三岐透子、それに必要ならミコト市長側のコメント枠。

 アリスは直接出ない。

 出られない。

 だが調整役として、裏で線をつなぐ。

 SABLE は状況次第で出る。

 ワンダーランドや企業群にも発言枠を用意する。

 ただし武装や現場動員は禁止。


 祝部は端末の前で、珍しく真剣な顔をしていた。


 これはただの配信ではない。

 自分の人生で一番大きな転機になるかもしれない。

 アリスは自分を代表にしなかった。

 だが、発信窓口という席を渡した。

 そこから先は、自分次第だ。


 新開市の声を集める。

 その中心に自分が立つ。

 たとえ“代表”の名を今もらえなくても、見ている者がそう思えば、いずれ席は自分の方へ寄ってくる。


 祝部はその野心を、端末の明かりの中で静かに育てていた。


 同じ頃、アリスは白い病室へ戻っていた。


 足は痛む。

 頭もまだ重い。

 アライアンスの制限付き回線は相変わらず不自由で、端末と呼ぶのも嫌になるほど窮屈だ。

 それでも、祝部との線は繋がった。

 代表候補たちも、渋々だが同じ画面へ入ることに同意した。


 だが、安心はできない。


 祝部は厄介だ。

 比嘉も動く。

 日本国側の別系統も、たぶんもう動いている。

 アライアンスは待ってくれない。

 氷の母は、新開市が意思を示せなければ、そのまま代表権を持っていくだろう。


 アリスは、白い天井を見上げた。


「これ、また燃えるな」


 呟くと、隣にいたSABLEが静かに頷いた。


「燃える」


「止められるかな」


「止めるんじゃない」


 SABLE は少し考えてから言った。


「燃え方を決める」


 アリスは、その言い方に少しだけ目を細めた。

 新開市らしくて、嫌な言い方だった。


 だが、たぶん正しい。


 火を完全に消すことはできない。

 ならせめて、どこへ向かって燃えるのかを決めるしかない。


 アリスは小さく息を吐いた。

 祝部の配信が始まれば、また街が揺れる。

 その揺れに、日本国も、企業群も、アライアンスも、必ず手を突っ込んでくる。


 それでも、やるしかない。


 新開市がまだ、自分たちで何かを決められる街だと示すために。

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