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あの夏の日  作者: ib
4/10

第四話(謎解きその2)

明日~来週の日曜日まで投稿頻度落ちるかと思います。申し訳ありませんm(*_ _)m

他の二作につきましても同様になります。


理科室へ戻ろう。

得た情報で不思議を解決するんだ。


「蒼は謎が解けたか?」

「ううん。全然わからないかな。」

「だよな……俺に任せとけって!」


理科室の人体模型の謎は……

A.人体模型に電池を入れることで動いていた。

B.???

C.???




蒼はもちろんわからないと、まあわかっていたけど。


BとCはセーブして押して見たけどゲームが進まなかった。多分読んだ本の内容で選択肢が変化するんだろう。


まあ見たのは人体模型の本だったし素直にAでいっか。

ただあの本何か引っかかる。


先生はまだ公表段階まで作っていなかった。取材された後も試行錯誤するような文だったし完成したのか?


……わからない。ゲームを進めよう。




人体模型に電池を入れることで動いていた。

これしかない。


人体模型を調べれば電池が入っていて……あれ?

確かに電池を入れる場所はあったが、電池は入っていなかった。

それどころか埃まみれでしばらく電池が入れられていた形跡すらない。


「りくくん……違ったみたいだね。」

「ああ。でもクヨクヨしてても仕方ないから次へ行こう。」


理科室を出るとそこには一人の女の子が立っていた。


「あれ?りっくじゃん!なにしてんのこんなとこで?」

「どこかで会いましたっけ?」

「あたしはなたね!話すのは初めてだったかもしれないわ!ごめんごめん!」


明るい性格なのは話しててわかった。ただ……今までどこにいたんだろうか。


「りくくんとどこで会ったんですか?」

「え?通学路でちょくちょく見かけて……気になってりっくの友達に名前聞いたんだよ〜。」

「そのりっくって呼び方は?」

「名前で呼ぶの照れるからさ〜あだ名っしょ?」


話したこともない相手にあだ名とは……物凄い陽キャだ。


「とにかくなたねさん?」

「なたね先輩と呼んで欲しいな。」

「じゃあなたね先輩。俺たちは七不思議を解きながら学校を回っているんですが、一緒に行きませんか?」

「おっけー!」


邪魔されないように目の届くところに居てもらおう。蒼からの視線が痛いが仕方ない。


「では次のところへ向かいます。」

「おー!」

「……おー。」

A.階段の不思議へ

B.体育館の不思議へ

C.大鏡の不思議へ

D.屋上の不思議へ

E.???の不思議へ




また情報が多い。


えーと?謎解きは失敗で、なたね先輩というキャラが出てきたのか。


なたね先輩……。どこかで会ったような?俺の記憶違いか?


とりあえずセーブして三番目の不思議を探すか。まずはエンディングを一つ見ることと、どんな七不思議なのかまとめるのが目標だ。


Aを選択っと。




階段の不思議へ行こう。


うちの学校には東と西の二箇所に階段がついている。パッと見た感じ全く同じだ。

二階の高さももちろん変わらないし、三階の高さも変わらない。なのにも関わらず段数が一段違うという噂がたっている。


実際に数えた生徒も何人かいたが段数は人によって違っていた。

中には時間によって段数が変わっているんじゃないのか?という者もいたな。


この不思議が語られ始めたのは確か3番目だったな。




お、まさかの正解。先に進める選択肢があるから選んでっと。




ここでやるべき事は……。


「まずは数えてみるか。蒼は反対側の階段を数えてきてくれ。」

「うん。わかった。」


二手に分かれ段数を数える。

1.2.3……50。

東階段は50段だな。


「なたね先輩はどうでした?」

「あたしも一緒に数えてたけど50段で間違いないと思うな〜。」


それから少しして蒼が戻ってきた。


「どうだった?」

「うーん。50段だと思うよ。」


段数は同じか。やはり見た目は全く同じなわけだしこれが正しいということか?

決めつけるのはまだ早い。もう少し調べてみよう。

A.資料室へ

B.図書室へ

C.二人と別行動を取る

D.二手に分かれる




段数は同じか。まあ俺としては別に階段の段数が違っても別に良くない?って思うんだけどね。


こんなのが七不思議になるとはなぁ。エンディング見ると言ってもさすがに一つくらいはクリアしたいし頑張ってみるか。


四択の中でAとBは恐らく情報収集。CとDを選べば他の場所に行けたりするんだろうか?


うーん、、。


色々悩んだが複雑になりそうな予感がするCとDは置いといて素直にAを選ぶことにした。




資料室へ行こう。

学校が建設された時の情報があるかもしれない。


二人のどことなくギスギスした空気に押し潰されそうになりながら資料室へ辿り着いた。


「何か気になる資料を見つけたら俺に教えてくれ。」

「わかった。」

「おっけ〜!」


数分後それぞれが資料を持って集まった。


「俺は階段建設資料っていういかにもそれっぽいタイトルが付けられた資料と、老朽化についてという資料を見つけた。」

「私は数字の数え方って資料。」

「あたしは工事ミスの報告って資料だね〜。」


蒼のはともかく工事や建設に関わるものは目を通しておいた方がいいのかもな。

七不思議に全てが関係している保証もないから取捨(しゅしゃ)選択していかないとな。


さてどれを見ようか?

A.『階段建設資料』

B.『数字の数え方』

C.『工事ミスの報告』

D.『老朽化について』




四つの資料か。蒼はおバカキャラなのか?それとも実は頭良くてわかってるけど隠してるキャラなのか?


普通にゲームしてるだけならこういう考察するだけで楽しいのに状況がなぁ。家でやりたかった。


文章から読み取るに今回は全ての資料読めるんじゃないのか?取捨選択ってたしかたくさんある物の中から必要な物だけ選ぶ的なニュアンスだったと思うんだよな。


まあAから順番に見ていくか。


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