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 地球外物質とのテレパシー交信を終えた城水はともかく時間を車中で進め、頃合いを計って駐車場をあとにした。駐車場の出口を車で左折すると、わずか1分足らずで右へ折れる上り坂が見える。城水の家の前に出る急勾配の坂道だ。異星人達がこの山麓へ着陸してからというもの、坂に落ちているゴミはまったく見ない日が続いていた。ゴミは異星人達によって吸い取られるように収集され、相変わらずUFO内で分析されていたのである。

 城水は何もなかったような顔で家へ入ると、そのまま書斎へ向かった。まだ、今日の分として回収した50種の動植物が入った収集袋を瞬間移動でUFOへと送り終えねばらない。捕獲袋は異種多様な生物や死物を収納し、城水のテレパシーにより、一瞬にしてコンパクトな手の平サイズまで収縮されている。城水は着替えることなく書斎へすぐ入り、その作業を終えた。終わったとき、城水はようやく安堵あんど感を得た。腕を見ると、9時を回っていた。

「あらっ? 帰ってたの」

[ああ…つい今し方、帰ったんだ]

 城水は出来るかぎりテンションを上げ、過去の城水風に言った。城水の脳内計算された数値が、それが最適・・と判断結果を出したのである。

「そう…。雄ちゃんは、もう寝たわよ」

[…]

 テーブル椅子へ座った城水はそれには答えず、里子が出した茶を無言ですすった。

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