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[城水の体内にいる者には我々が来ていることを連絡したのか?]

[連絡はしましたが、テレパシー交信が、まだできません]

[そうか…。まだ、城水の体内で起動していないようだな…]

 異星人のトップらしきクローンが言った意味は、生まれ出た城水の身体に異星人が船体として乗り込み、まだ停止して睡眠していることを意味した。決まった時間に城水が空腹感に襲われるのは、その事実に原因があったのである。

[明日にでも城水と代わりますか?]

 クローン[1]はトップらしきクローンにたずねた。駐車場の車内で城水本人と遭遇した一件は、すでに報告されていた。

[まあ、待て! そのうち、あの個体も変化を起こすだろう…]

[分かりました。では、観察を続けます]

 クローン[1]は透明となり、船内から消え失せた。

 次の瞬間、別のクローンが現れた。

[地球上の戦闘は、終息しそうにありません]

[人類は愚かだからな。相変わらず、互いに傷つくことを続けるか…]

 トップらしきクローンはめ息をついた。

[やはり、城水が鍵になりますね]

[そうだ。彼の体内で起動が始まれば、過去、数十年に渡る蓄積デ-タが分析できる]

[結果が駄目なら、いかがされます]

 クローン[2]は静かにたずねた。

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