結成、キャノンガード
はい!高城亜樹です。ロボビタンA飲んでます。
私は私立巨砲学園の守護者として、全てのキャノラー及びキャノンボーラーの安全を守るお仕事に就きました。
小さいながらも秘密基地(風紀委員室)もいただき、日々学園の安全に腐心しております。
「最近さあ、この学園、部外者が増えてきたんだよねぇ」
たまちゃんが秘密基地のデスクでコンピュータ・コンソールを操作しながら言いました。
「ふむふむ」
私は風紀委員長(隊長)なので、隊員の前でいばっていればいいんです。
「それって、技術屋さんたちだよ。あきの事故のせいでバレット打ち上げ一ヶ月間中止になっちゃったからね」
かなちゃんがデスクに足をのっけて暇そうに言いました。
そうなんです、私が巻き込まれた事故からもう3週間経ちますが、かなちゃんと京子ちゃんも軌道に上がってきています。
「私達が打ち上げられたバレットには、ドライアイスじゃなくて人間とか機材とかいっぱい積まれていましたからね。それっぽい人達いっぱいいましたよ」
京子ちゃんは部屋の隅にある給仕サーバーから五人分のコーヒーチューブを取り出して皆に配りながら言いました。
「その様ですわね。バレット解体用のハンガーを突貫工事で作っていますわ」
ひめっちは京子ちゃんからチューブを受け取りながら言いました。
そうです、私が創設(?)したキャノン・ガードの隊員はビーチバレー部の部員がメインなのです。
私が危うく五億円の借金を押し付けられそうになった後、キャノン・ガードを作ると言う話になり、ハナキュンが「面倒くさいから、ビーチバレー部をキャノン・ガードでよくね?」と言う事になりました。
従って、まだ地上に居る先輩達も隊員と言う事になってしまいました。(まだ本人達には言っていませんが……)『言わなくていいんかい!?』という突っ込みは採用しませんよ?
今のところ、具体的に何をするという事もありませんが、命令系統だけはしっかりしとかなきゃね。
「あのさあ、せっかく『キャノン・ガード』とか言うかっこいい立場になったんだから、コスプレでバーンと決めたいんだよね」
かなちゃんがガムをくちゃくちゃ噛みながら言いました。
「オーホッホッ、ナイス・アイデアですわね。丁度5人おりますから、戦隊モノのコスプレにいたしましょう」
ひめっちが勝手に決め始めています。
あたしが主人公なんだよ? あんた分ってる?
「そうだねぇ、宇宙の平和を守るために、私達の正体は隠せた方が都合がいいよね」
たまちゃんまで……。
「それではあき、次の風紀委員会までに用意しておくのですよ?」
あたしは『セー〇ームーン』のコスプレの方がいいのにな……。
ブスっとした顔をしていたら『あんたが責任者なんでしょ?』とひめっちに釘を刺されました。
「はっ、ははは、あ、当たり前じゃない。もう装備一切合財発注済だわさ」
わたしは強がりで、ない事無い事言ってしまいました。『う~ん、これは早速ハナキュンに土下座かまさなきゃいかんかな?』と、ちらっと考えます。
「それでな、諸君。構内を徘徊する隠れみのとして風紀委員会は大変都合がいいのだが……」
「わたくしはキャノンガード・レッドがよろしいですわ」
「わっちは、ブルーだな。鉢巻はニッポンカラーで……」
「……学園の周りの宇宙空間をうろつく為には……」
「それじゃ、あたしはバイオレットで」
「ええ? わたくし茶色は嫌ですから、緑でいいですぅ」
「……お前ら! このあき様の話をきけ! って、おらは茶色なのか!? 茶色しか残っていないのか~~」
わたしは川の様な涙を流しながら叫んでいました。たまちゃんがティッシュで鼻をかんでくれます。『あんがと、たまちゃん、あなたはあきのマジ母だよ』
「こらこら、皆! あきを弄るのはそのくらいにしなさい? 少しは話を聞いてあげましょうね?」
たまちゃんは、他のメンバーの手綱を締めてくれます。
「「「はぁ~い」」」
えぐえぐ、みんなありがとう。
「であるから、我々は宇宙探検同好会も掛け持ちすることにした!」
わたしは改めてキリリッとした顔で言いました。
『パチパチパチッ(888)』
皆さんの拍手がします。
「それじゃ、あき、全部まかせた」
「そうねえ、とりあえずまかせますわ」
「あきちゃん、がんばってね」
「しょうがないなぁ、私も少しは手伝うよ」
ああ、たまちゃん、頼りになるのはあなただけです@@
そうして、『真・宇宙防衛軍・キャノンガード』第一回会合は終わったのでした。
『真』って何だよ!? という突っ込みは募集していません。
この小説はストレス解消になるわ(もちろん、作者のですが)




