名もなき魔王と名付けられた悪魔
ドアを開けた瞬間、どろりと淀んだ空気が漏れ出す。思わず顔を顰めるあたしに、ローワンが軽く触れたところから、ふっと空気が軽くなった。なにこれ便利。
というか浄化の使えるあたしより浄化っぽいことするなんて、とんでもない悪魔である。
「よく来たな」
絢爛豪華な部屋の中で、これまた贅の限りを尽くしたような大きすぎる椅子に座った、いかにも重そうで華美な王冠を被った国王が告げた。
……王族ってやっぱり、金かけないと死ぬ病気にでもかかってるの?
「父上。その王冠、貰い受けます」
第二王子が剣を抜いても、国王は少しも焦った様子が見られない。さすがは為政者と言うべきか、泰然たる態度である。
「随分と偉くなったものだ。儂を誰と心得る?」
威厳に満ちた声に、思わずといった様子で第二王子が言葉に詰まる。仕方ないか。父親だもんね。あたしがねえちゃんに叱られるときの気持ちと似たようなものだろう。
「巫女を旗印に、創国紀の再現でもするつもりか?」
国王があたしを見て、嘲笑するように吐き捨てる。あぁ、嫌いだ。第二王子も大嫌いだけど、こいつはもっと、言い表せないくらい、大嫌い。
創国紀を引き合いに出すなんて、やはりこの国の国王は、初代巫女について詳しいことを知っているんだ。恐らく国王だけに受け継がれる知識があるんだろう。
こいつを処分する前に、その知識を第二王子に継承してもらいたいところだけど……現状を鑑みるとたぶん難しいだろうな。まぁ第二王子には適当なことを嘯いても良いか。
きっと次の巫女が現れるまで、数百年はかかるだろうし。
「リリー。玉座の奥だ」
ローワンがあたしだけに囁く。きっと魔王が居るだろう場所なんだろうけど、問題はどうやってあの場所まで行くか、である。
こんな衆人環視の中、国王を無視して奥へ行ったりしたら怪しさマックスだ。さすがに第二王子も、巫女の行動に不信感を抱くかもしれないので、それは避けたい。
なにか、良い方法はないものか。第二王子たちを納得させられて、国王を無視しても不自然ではない……あ。
「殿下、わたしは初代巫女が祈りを捧げたと伝えられる場所で、祈りたいと思います。どうか、ご武運を」
いかにもそれっぽく祈りのポーズを見せれば、第二王子は納得したらしく、すんなりと頷いてくれた。一方の国王は嫌そうな顔をしているが、それは知らん。
ローワンだけを従え、国王の隣を通り抜け、奥へ繋がる通路へ飛び込んだ。そこは暗くて狭くて、いかにも後ろ暗いものを繋いでます、と言わんばかりに怪しさマックスだった。
ここで巫女が祈りを捧げたと思うやつなんて居ないだろう。やはり国王は知っている可能性が高い。
初代巫女と初代国王が、ここに魔王を繋いだ事実を。
通路を抜けた先に、年季の入った小さなドアがあった。ローワンが体当たりしただけで壊れそう。
ここについては、金をかけることができなかったんだな……まぁ人に見られたらマズいだろうし、それもそうか。
隙間から小さく灯りの漏れるドアを開くと、小さな部屋の床いっぱいに、見たことのない文字がびっしりと書いてあって、その真ん中に真っ黒い男が突っ立っていた。
真っ黒で長い髪、金の瞳、病的に白くて整った顔、ひょろりと細くて背の高い体。
一番目を引いたのは、その首に嵌まった、頑丈そうな首輪。
「……来たか」
どこか疲れたような男の声が、部屋に響く。その姿形も声もすべてがローワンとは違う悪魔に、あたしはなんとなく、あたしの悪魔がローワンで良かったと思った。
「あんたが初代巫女の悪魔ってことで、合ってる?」
「存外、頭は悪くないらしいな、女。いかにも、俺が初代巫女と呼ばれる女と契約したばかりに、こんなところに縛り付けられている、哀れな悪魔だ」
やっぱりどこか投げやりな雰囲気すら感じる悪魔の言葉に、あたしは呆気に取られた。
なに? 悪魔って個体差すごくない? こんなに違うの?
「ねぇ、契約に縛られるのはわかるけど、こんなに長く、しかも契約者が死んでも続く契約なんて、あるの?」
「血の契約による血縁者の効力だろう。王族は代々、巫女の系譜なんだろう?」
「あ、なるほどね。でもそれってちょっと可哀想かも。どんな契約を結べば、こんな長いこと縛り付けられるの」
こそこそとローワンと囁きあっていると、悪魔の声が割って入る。
「この国の永久の繁栄、だ」
あたしはまたも、呆気に取られてしまう。
永久? そんなこと、ありえる? だってそんな、人間なんて大して長生きもできないし、国だって衰えることがあるだろう、なのに。
「愚かだろう? 身の丈に合わない大望を抱くことで、身を滅ぼすこともある。だが俺が居たことにより、初代巫女は破滅を逃れた。それどころか、こんな大きな国まで築いたのだ」
もともと大して良いイメージのなかった初代巫女への印象が、どんどん悪くなっていく。
ま、まぁ、大成するのは大抵が悪人だよね。仕方ない。あたしも将来、悪女と評されるかも知れないし。
「それで、あんたはここで、ずっとずっと、縛り付けられていて、満足?」
気を取り直して悪魔に問いかければ、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をされた。悪魔もこんな顔、するんだ。
「満足もなにも、それが契約だ」
あ、ダメだこれ。通じてないな。
でも悪魔なんて人間の摂理とは違う道理に生きるものだし、仕方ないかぁ。
ローワンに耳打ちして問いかける。
「どうする? 殴っとく?」
「……リリーこそ、人のことを言えないくらい、脳筋だろう」
失敬な。力こそ正義を信条にしてるだけです!
「あんたに恨みは……たぶんないけど、大元の原因かもしれないので、やっぱりあるかも。とりあえず、ボコボコにさせてもらう」
「おまえがか?」
「まさか。悪魔は悪魔同士で殴り合って」
面白そうな顔をした悪魔に、さっとローワンを前に押し出しておく。
……ちょっと! 迷惑そうな顔しない! そもそも、魔王と戦う必要があるの、ローワンでしょ!!
「あとあんたが望むなら、ここから開放できるけど」
念の為に告げれば、悪魔は瞠目した。
「おまえが?」
「悪い? たぶん初代巫女よりあたしの方が強いし、できると思うよ」
これは本当。なんとなく、資料や伝わっている巫女の能力から推測すると、あたしに比べると随分とショボい巫女だったようである。まぁ聖人としての力は、それなりだったっぽいんだけど。
それだけ、あたしが規格外ってことだ。すごい幸運に恵まれたんだな、あたし。
「……対価は」
少しの間、黙って考えていたらしい悪魔が、ぽつりと呟いた。
「おまえは、対価に何を望む?」
挑むような、けれどどこか諦念したような瞳が、あたしを射貫く。
悪魔の個体差すごすぎない? ローワンはこんな、投げやりな悪魔じゃなくて良かった。ほんとに。
あたしは覚悟を決めて、宣言する。
「魔王の座を」
あたしの隣でローワンがゆるく笑う気配があるし、目の前の悪魔は信じられないようなものを見る顔をしている。まぁね、わかるよ。人間の小娘が何を、とか思ってるんだろうな。
でも魔王の座が欲しいのも本当なんだから、仕方ないじゃないか。
あたしが、ローワンに約束したんだから。絶対、魔王にしてあげるって。
「人間が求めるには、随分と大それた望みではないか?」
「うるさい、あんたに関係ないでしょ。黙ってボコられて」
「……おまえの対価か」
悪魔がローワンを見て問いかけるが、ローワンは黙って笑うだけ。
だって、間違いじゃないけど、正解でもない。ローワンを魔王にするのは、対価じゃない。
ローワンの野望を、あたしが応援してるだけだから。
「あたしもなんか手伝う? 殴っとく?」
「……とりあえず、物理攻撃から離れてくれ」
こそっとローワンに問いかけると、やんわりと制止された。解せぬ。
あたしは渋々ローワンから離れ、部屋の隅、ドアの手前に立つ。
ローワンは逆に足を進め、悪魔の前に立った。こうして見ると、本当に全然違う。個体差すごいな。
並ぶとますます、ローワンの方が強そうに見える。いや、悪魔の力量はどう違うのか全然わかんないけど。見た目だけなら、ヒョロい悪魔より、断然ローワンの方が強そうである。
「一応ルールでも決めておくか? 目安は必要だろう」
「どちらでも。オレは魔王への試合に詳しくない」
「俺も初めてだ。そも、こんなところまで足を運ぶ悪魔も、人間も居ないからな」
「魔王を倒す、の基準は何だ?」
「決まっていない。挑戦された方が、負けたと思えば決着だ」
「……随分と曖昧だな」
「悪魔なんて、そんなものだろう?」
「それもそうだ」
そんな気の抜けた会話が聞こえて、あたしはなんだか少しだけガッカリした。
もっとこう、死力を尽くして殴り合ったりとか、そんな勝負しないの? 血湧き肉躍る勝負を期待して損した。
「巫女、合図を」
悪魔からの言葉に、あたしは気持ちを切り替えて、一つ息を吐いた。
そうだ。どんな形であれ、勝負であることに変わりはないし、あいつに負けたと思わせないと、終わらないんだ。
勝負の様子を見て、ローワンがヤバくなったら、あたしも殴りかかる準備だけしておこう。足元に落ちてる棒なら使ってもオッケーじゃないかな、たぶん。勝てば良いんだよ、勝てば。
「始め!!」
あたしの声を皮切りに、向かい合う悪魔が動きだす。良かった、普通に殴り合いっぽい。魔力のぶつけ合いとかだと、あたしここに立ってたらヤバいもんね。
足長いな。踵落としとか、初めて見たんだけど。手刀の空を切る音がエグい。なにあれほんとに素手か? パンチも一撃がすごい重そう。あれで吹っ飛ばないのなに? バグ?
しばらくはそうして、ぼんやりと眺めていたんだけど、さすがに飽きてくる。あたしべつに殴り合いを眺めるの好きとかそんな趣味もないし。
そろそろ変化が欲しいなぁ、なんて思っていると、どうやら様子がおかしいことに気づいた。
なんか、あの悪魔、すっごい笑ってる? なに、こわ……。変態かな?
一方のローワンは、とくに変化はないけど……だからこそ余計に、すごい笑顔の悪魔が、気味悪い。なんであんな笑ってるの? さっきまで全然やる気とか感じられなかったのに。あの疲れた様子は嘘だったのか?
「感謝するぞ、巫女。長い時間を生きてきたが、こうして俺を訪れる者も、楽しませる者も、長いこと現れなかった。今、俺は久方ぶりに楽しいと思っている。叶うことなら、ずっとこうして対戦していたい」
なんてことだ。本当に変態だった。
ずっと、なんて困る。早いところケリをつけてローワンが魔王になって、ついでにこの悪魔を追い払って、あたしは部屋の真ん中で祈りのポーズを決めていないと、国王との対決が終わった第二王子に見つかったとき、怪訝に思われてしまう。
「ずっとなんて、冗談じゃない。こっちは早くケリをつけてポーズを構えないといけないのに!」
……冗談はほどほどにして、後悔のない決着をつけて!
「リリー、逆だぞ」
「あ、間違えた」
「ポーズ……?」
「あぁもうとにかく、早く決着をつけて! ローワン、なんかないの? 必殺技とか!」
「……ローワン?」
「なくもない」
にやりと笑うローワンと対照的に、悪魔は呆然とした顔をしていた。なんだ? 試合の前には名乗るルールでもあったのか? でもあいつも名乗ってないし、おあいこだろう。
「リリー! 首輪を壊せ!!」
ローワンが悪魔の背後に回り込み、羽交い締めにしてこちらを向いた。やはり力こそ正義、ヒョロでは筋肉に勝てないんだな!
「よくわからんけど、わかった!」
あたしは両手に力を込めて、悪魔を繋いでいる首輪に結界をぶつけた。
これは基本的に破壊行動のできないあたしが、試行錯誤して見つけた、抜け道みたいな方法である。
結界をぶつけて罅を入れれば、その罅にまた結界をねじ込み、隙間を広げる。その隙間にまた結界をねじ込んで、それをさらに広げて……。
さすがに、堅い。ショボい巫女とかいってごめん、訂正しとく。わりとすごい巫女だね。
でも、あたしほどじゃない。
ばちん!!
大きな音がした直後、続いてゴトリと何か重いものが落ちる音が響いた。瞬間、床にびっしりと書かれていた文字が強く光って、弾けた。
目が、チカチカする……こういうギミックは、前もって教えておいてほしい。こっちは生身の人間なので、そのへん配慮してよね。
何度も目を瞬いて慣らそうとするあたしに、ローワンが音もなく近寄り、あたしの瞼に手を翳すと、チカチカしていた視界が治った。
だから、巫女より巫女っぽいこと、しないでってば!
「あれで良かった?」
「上出来だ」
「でもなんで?」
「あれを破壊してしまえば、あいつは対価を支払わざるをえない」
にやりと笑うローワンは、それはそれは邪悪な顔をしていた。
……悪魔だ、悪魔が居る。
いや、正しく悪魔なんだけど。まさに悪辣で凶悪。
悪魔はもしかすると、こうして契約をもぎとるんだろうか。あたしは自分のタイミングで契約できて良かったなぁ。
そういえば肝心の魔王は、と部屋の真ん中を見れば、首に手を当てて呆然と突っ立っていた。
「これで自由に動き回れるはずだけど、どうするの?」
「……本当に、壊せたんだな」
この悪魔、さてはあんまり頭が良くないな?
でもまさか初代巫女も、聖人の力を込めた首輪を、聖人の力で破壊されるとは想定してないだろうな。
だいぶ規格外な自覚はあるけど、最悪の場合を想定しないとね! やっぱり人生、何が起こるかわかんないものだからね!!
「壊せるって言ったでしょ。なに? あたしのことバカにしてんの? もっかい殴り合おうか? ローワンが」
「リリー」
「いや、もちろんあたしも殴るよ! ボコボコだよ! 多勢に無勢でゴリ押すよ!!」
「だから、物理攻撃から離れろ……」
「なんでよ! ローワンだってさっき、物理で殴り合ってたじゃん!」
「身体強化しているから、普通の人間が物理攻撃しても通らないぞ」
「うそ?!」
「冗談だぞ」
「はぁ?!」
あたしのローワンのやり取りに、突然魔王が割り込んで来たので、驚いて素で反応してしまった。
でも仕方ない。そもそも割り込んで来るやつが悪いし、ねえちゃんと違ってあたしは口が悪いんだ。
「え、ローワン?」
「まぁな」
「ちょっと! やめてよほんと、あたしローワンの言うことすぐ信じるんだから!」
「だからだろ」
「ローワン!!」
「……おまえは、名付けを受けたのか」
それにしてもこの悪魔、本当にあたしたちの会話にめちゃくちゃ割り込んで来るな。そして絡みが下手。絶対友達居ないんだろうな。
「名付けを受けないとかあるの?」
「もちろんだ。悪魔にも選択権はある。気に入らない名前は拒否できるぞ。その証拠に俺は」
「えー?! ねぇローワン、不満とかない? 大丈夫? あたし最高の名付けだと思ってたけど、自己満足じゃないよね?」
「リリー、落ち着け。おまえは余計なことを言うな」
ローワンは詰め寄るあたしを宥めながら、悪魔を睨みつけた。余計なことって……あたしに言わなかったのは、優しさってこと?
はぁ、やっぱりあたしの悪魔、ローワンで良かった。
「あ、待って。決着はついたの? 勝敗は?」
「もちろん勝った」
「俺の負けだ」
「ヨッッッシャ!!!」
思わず力いっぱい拳を突き上げてしまった。
「お疲れ様でした! よし、じゃああんたはどこへでも好きなところへどうぞ、たぶん今の契約者も死んだでしょ? 新しい契約者は自分でなんとかして! とりあえず出ていって! あたしはここで祈りを捧げないといけないんだから、ほら早く!!」
ヒョロい悪魔をぐいぐいと押して、ドアへ押しやる。急がないと、そろそろ第二王子が来てしまう! 忙しい!!
「うわ、やめろ、俺の話を聞け」
「いいから! 早く! 出てってってば!!」
「待て、俺の話を聞いてからでも、」
「ローワン! こいつ追い払って!!」
「承知した」
「待っ」
ローワンが指を鳴らすと、ヒョロい悪魔は即座に消え失せた。何か言いかけてたっぽいけど、タイミングが悪い。今はとにかく、祈りのポーズだ。
ほっとしたのも束の間、通路から複数の足音が響いてきた。ヤバ、もう来た!
「ローワン、なんかそれっぽく体裁整えて!!」
あたしは部屋の真ん中で祈りのポーズを構えながら、ローワンに小さく叫んだ。
ローワンは一つ溜息を吐いてから、指を振って薄汚い部屋を祈りの間っぽい空間に整えてくれた。神聖レベル、マックスである。
「巫女さま、すべて終わりました」
あたしが目を閉じた瞬間、第二王子たちが踏み込んできた。危ない、ギリギリセーフだった。
さも、今までずっと祈ってました、というポーズを崩さないまま、あたしはゆっくりと瞼を上げた。部屋の隅で、ローワンが笑いを堪えてる様子が見えるけど、無視だ。
「おめでとうございます、殿下。あぁ、もう陛下とお呼びするべきですね」
「巫女さま。本当に、何とお礼申し上げれば良いか。すべて巫女さまのおかげです」
「いいえ、わたしは何も。すべてはナナカマド様のお導きです」
こうして、ローワンが魔王になるための条件は、揃った。
余談
「そういえばあのヒョロ悪魔、どこへ飛ばしたの?」
「アネクメーネに飛ばしておいた」
「そうなの? じゃあしばらくは考えなくて良いね」
「あぁ。人との契約ができず、力を使うのも苦労するだろうから、戻ってくるにも時間がかかるはずだ」
「なるほど。でも悪魔って人以外とは契約できないの?」
「不可能ではないが、やはり欲望の大きさが力の糧となる。動物ではそこまで大きな糧にならない」
「そっかー。もし戻ってきたら話くらい聞いてやっても良いけど、あいつ絡みが下手だからなぁ。貢物持ってくるなら考えようかな」
「聞かなくて良いし考える必要もない」
「えぇ……珍しい。ローワン怒ってる?」
「怒ってない」
ローワンは、リリーに余計なことを言う、お喋りなヒョロ悪魔が嫌い。
悪魔はその性質として契約者に嘘を吐けないけど、言わないことは多い。冗談は言えます。
言わなくて良いことは黙っていたいローワンと、なんでも喋ってしまうヒョロ悪魔では、相性が最悪。