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イロンナ詩  作者: emi
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ヌイグルミ

あのイスに座る ぬいぐるみは


いつから あそこにいるんだろう


道を過ぎていく人を


どんな目で じっと見てるんだろう


あの ぬいぐるみの下には


白い封筒が置かれている


みんな気づかないふりをして


道を歩いていく


封筒を私は 開けてみた


『誰か、大切にしてください』


小さな文字で そうかいてあった


この ぬいぐるみは


誰の暖かさを知ってるんだろう


誰のところへ 行きたかったんだろう


雨の日 ぬいぐるみの前を通り過ぎる


イスは 木の下だから大丈夫


風の日 ぬいぐるみの前を通り過ぎる


とばされるほど軽くはないみたい


ある日


ゴミ袋に入れて 連れていかれそうになってた


私は 私のじゃない その子を


連れていかないでと 抱きしめた


この子は 私の暖かさで良かったのかな


その日から私にとって その子は


ぬいぐるみじゃなくなった


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