第01稿05話~物資調達3~
__遊び人|市場
さて、買ったウエイトホルダーにナイフを何本か入れる。6本は入るか。砂の瓶は魔法の鞄にしまっておく。
「投げナイフか。ただの投げナイフ?」
「いや、刃先に毒が塗ってあるから触らないように魔物相手だと頼りないけど人相手だと凄い効く」
「毒か、少しでも攻撃力を高める為か」
「そうだ、戦えないなりに戦おうかと」
「そっか」
「2人とも食料はこんなモノでいいでござるか?」
「凄いな。」
忍者は赤黒い袋を担いでいた。忍者の身長を越える大きさだ。てかデカい。重くないのだろうか。
「その位あれば十分だと思う……」
「多めに買って2,3週間の食料を買ったでござる。パスタやパンも買っておいたでござるよ」
「肉も結構入れてた気がするが」
『普通に一月以上の量を購入してるように見えるな』
「拙者達は食べる量が多いのでござる」
「そうだね。そう言う事だね」
「取り敢えずコレを鞄に入れれば良いか?」
「お願いするでござる。一つずつ渡していくでござるよ」
渡される食料を一つずつ鞄に入れていく。
「はぁぁ、凄いですね。どれくらい入るんでしょう」
「この鞄はストレージに制限は無いな。超高かった」
実際は買ってないけどな。
「どうやって買ったんだ?そもそもそんな一点物買えるなんて凄いな」
「親のコネだ」
「ん?もしかしてどっかの貴族だったりする?」
「貴族だな。まぁ、どうでも良いが」
「え?そうなんですか?」
「本当だよ」
「いえ、知ってます。トキトーでしたよね?確か南の海に面した所の領主って聞きました」
「海でござるか。魚は腐りやすいでござるからな。魚も買うでござるか?」
「いや、必要無いだろう魚ならたんまり入ってる」
「ナンダッテー」
「ござるが取れてるぞ。良かったら今日の夜は魚料理にして貰うか?フィオ、魚は料理出来るか?」
「はい、出来ますよ!」
「そっか、夕飯作る時になったら呼んでくれるか?その時に魚を渡そう」
「分かりました。魚ですか、腕が鳴りますね!」
「魚、昨日のお昼も食べてたよね。アレ食べてみたいかな」
「醤油で煮付けでござるな!」
テンション上がってるな。まぁ醤油はある程度、生産してあるから大丈夫だが。
「醤油があるんですか!!」
……転生者が釣れたぞ。
『そうだな。村人かぁ……マジかぁ……村人選択したのか』
村人は選択出来るのか?
『担当の神が大体ジョブを選択する。偶に転生者に決めさせる事もある。ちなみに俺は遊び人かギャンブラーで悩んだ』
ギャンブラー……どちらにしろ戦闘向けではなさそうだな。
『どちらにしろ金稼ぐのに向いているジョブではあるな』
遊び人に転生したら生産職だった。
『まあ、遊びと称して戦闘以外なら何でも出来ちゃうしな』
戦闘も遊べたら楽だったのに……
『生産職だからな。村人は生産職だけど一応、戦えるぞ』
え?そうなのか?最弱って言ってなかったか?
『遊び人の方が戦闘最弱なのは変わらんが村人は農具と言う武器カテゴリに適正があるからな。通常攻撃力は地味に高いぞ。そもそも筋力無いと農具扱えないし』
あぁ、成程な。
「これで終わりでござるな」
食料を鞄に突っ込む作業が終わった。結構時間がかかったな。
「次は寝具だね。折角買うなら良い奴にしよう」
「寝具か毛布さえあれば良い。逆にテントとか拠点を構えるなら、あのダンジョンなら通路を塞ぐような魔法道具があれば比較的安心して寝られるんじゃないか?」
「成程、残り予算は?」
「銀貨10枚です」
「……最初幾らだった?」
「金貨1枚です」
「おいそこのダメ忍者君よ」
「な、なんでござるか」
「銀貨90枚の食料ってどんだけですか?え?お前の頭に詰まってるのは食料ですか?」
「大丈夫でござるよ。食料さえあれば死ぬ事は無いでござる。今回はトキトー殿の魔法の鞄がおお役立ちでござるから」
「……それもそうだな。そうだよ。腐らないなら買い過ぎても問題無かったね」
「話は終わったか?寝具については俺は自前のがあるけど2人は?」
「そもそも拙者はダンジョン内では寝ないでござる」
「……銀貨10枚で僕の寝具を買う。文句は無いね?流石に予定1週間を寝ないのは考えられない」
「拙者はそれで構わないでござる」
「寝具のほかには要らないのか?」
「テントとかも入れられるのか?」
「大きさは関係ないから大丈夫だが」
「ならテントとかその他の道具も纏めて買う。そうしよう」
「寝具は何処に売ってるでござるか?」
「冒険者向けの雑貨屋ならこっちです」
2023/04/30 書式などを調整。
現状、なんちゃって醤油は大量生産出来ますが醤油自体はトキトーが錬金しないと作れません。
それでは皆様また次回。




