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転生したら遊び人、しかも空気になる呪い。それでも異世界生活Enjoy!  作者: KP.BOX
第01稿~学園入学、最初のダンジョン~
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第01稿05話~物資調達2~


__遊び人|市場



 人通りの多い王都の道を行き市場に辿り着く。市場は西側にある。学園は東の端なので完全に反対側だ。


「さてと、まずは食料かな」


 活気のある市場だ。


「食料でしたらこちらです」


 フィオの先導についていく。


「生でも保存できるぞ」


「そうなのか?腐ったりとかは」


「この鞄の中では時間が経過しないみたいでな」


「それは凄いでござるな!魔法の鞄でも最上級の一品でござる!」


 普通の魔法の鞄では物が沢山入れられる程度で食料とかを入れても通常の時間経過で劣化していく。入れた時の品質を保てる魔法の鞄は非常に高価だ。


「食料はここら辺のお店で売ってます」


 野菜や肉はもちろんスパイス屋まである。


「おおお。スパイスを買うでござるよ」


「いらっしゃい、何か買うかい?」


 スパイス屋のおっちゃんが話しかけてくる。


「これとこれとこれを貰うでござるよ」


 遠慮なくスパイスを購入していく忍者。


「なぁ、あれ良いのか?」


「食料はアイツに任せよう。何、心配しなくても僕もアイツも料理は得意だからね。と言っても基本現地調達だったからスパイスがあればどんな肉でも食えるよ」


「まぁ、それもそうか。しかし、今回は肉は現地調達出来ないんだろう?だったら肉を買う分も残しとかないと」


「それもそうだね。おーい、カタナー」


「それもそうでござるな」


「聞いてたか」


「もちろんでござるよ。では肉と野菜も買うでござる。ダンジョン内でも野菜がとれるとは嬉しいでござるな」


「あ、あの。野菜ならうちで獲れた奴持ってって良いですよ」


「本当か?じゃあ、ありがたくいただく事にして肉かな。行く前の準備期間に狩りをして肉集めるでも良いんだけど」


「早くダンジョン潜りたいでござるな」


「ん、分かった。ここでお肉を買ってしまおう」


「魔法の鞄に詰めてくから買ったら渡せ」


 お肉を購入し魔法の鞄に詰めていく。先程買ったスパイスも入れていく。ふむ、良い匂いがするな。


「後は、寝具とかかな。武器は僕もカタナもアーティファクト級の所持してるし要らないけど。トキトーは武器何かいるかい?」


「と言っても短剣か鞭しか武器適正ないし、両手空いてる方がアイテム使いやすいんだよな」


「成程、ストレージバッグもあるしそっちの方が良いか」


「あ、でもウェストポーチ的なモノは欲しいな。ちょっと見繕ってくる」


「僕も付き合うからカタナとフィオは食材調達続けといて、食料は幾らあっても良いからね」


「あ、お待ちください」


「金はあるから大丈夫だ」


「PTの装飾品に意識を向ければPTの居場所が分かるので活用してください」


 フィオが装飾品の効果について教えてくれる。試すと確かに灯りがつくようにロックオンとカタナの位置が分かる。


「これは便利だな。んじゃ、ちょっと行ってくる」


「分かったでござる」


 手を振り2人と別れる。さてと、何処に向かうか。雑貨屋を探してみるか。人混みの隙間を縫って歩く。


『あそこが雑貨屋みたいだぞ』


 言われて見ると埴輪みたいな土の人形が並べられてる店があった。雑貨屋っぽいけどどちらかと言うとお土産屋っぽい雰囲気がする。


「ちょっと見てみるか」


「ん、分かった」


「いらっしゃいませ、貴方は同じクラスの魔銃の方ですね」


「ん?同じクラス?」


「私はリイン・トレーダー。特待生クラス所属の商人です」


「あぁ、僕はロックオンです。よろしくね」


 黒髪に商人の服装をした女性が言う。商人の服はサイズがあってないみたいでブカブカだ。商人は見た目が第一だと思うが大丈夫なのだろうか。


「商人だから店で働くのが授業的な感じか」


「え?あぁ、そう言う事になりますね。もしダンジョンの攻略で良い物が手に入ったらそこそこの値段で買い取りもしますよ!と言っても昨日から開店したので全然、お客さん来てないんですけどね」


「そうなのか。そうだウエストバック…いや腰に付けるタイプのホルダーみたいなのはあるか?」


「何を入れるのかお聞きしても?」


「投げナイフだ。流石に戦闘中に呑気に鞄を漁る訳にもいかないしな」


 今までは魔物にも気付かれなかったから鞄から漁って刺すくらいの余裕はあった。だが、2人の援護をする前提なら幾つかの投げナイフを何時でも投げれた方が良い。


「では丈夫な素材の方が良いですよね。予算は?」


「銀貨10以下」


「となると魔法道具でも良いって事になりますね。銀貨1枚ですが良いですか?あ、あと色とかも教えてくれれば」


「黒で……魔法道具なのか?」


「はい、対刃に強くするくらいですけど銀貨一枚増やせば耐水とかも付けれますよ」


「いや良い、銀貨一枚だな?」


「分かりました。ではちょっとお待ちください」


 彼女はそう言ってレジの奥へ引っ込む。奥に倉庫か何かがあるのだろう。

 店内を眺めてみるとどう見ても土産物にしか見えない像や、砂の入った瓶、色のついた石で出来たアクセサリーが置いてある。


『ふむ、おい、アレ見ろ。アレは買っとけ』


 どれだ?


『そこの砂だ。その一番左の白い砂』


 これか?砂の入った瓶は白、黒、赤、青、緑、黄の6色ある。その内の白い砂を買った方が良いと言われた。フールの指示で買うのは後々を考えるとアレだが、信託には従った方が良さそうだ。そう思い3つ白い砂の瓶を手に持つ。


「ん?それ買うの?綺麗な砂だね。これは魔法道具かな?」


 店内を見回ってたロックオンも話しかけてくる。


「なんだ分かるのか?」


「何となく魔法の様な。違うような」


「お待たせしました。ウエストホルダーです。色は黒で間違いないでしょうか?」


 カウンターの方に行き品物を見る。注文通りだ。


「あぁ、あと追加でこれも頼む」


 白い砂の瓶を3つ置く。


「えぇ、分かりました。合わせて銀貨1枚と銅貨90枚です」


 一つ30枚か…お高めだな。


「あぁ、これで良いか?」


 言われた通りのお金を取り出し渡す。


「はい、大丈夫です。おおきに」


「ん?」


「あ、今のはありがとうって意味です」


「そうか。まぁ、また必要になったら来るよ」


「はい、また来てください」

2023/04/30 書式などを調整。

ナイフホルダーをオーダメイド。忍者にかかればすべての料理はスパイシー。

それでは皆様また次回。

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