表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/76

67話:満月を打ち砕くだろう

「フレイグレス!!!!!!」


ドガァァァァァァァン!!!!


「グロロロロォォ!!!!!」


すごい……

これがエリファリアの力!!!

魔力が無限に湧き出る感覚!

しかも、覚えていないはずの炎属性魔法が自由に使える!!!


「グロロロロ!!!!!!」

ドラゴンが尻尾で薙ぎ払ってきた!!!


でも……

動きが見える!!!


「ふんっ!!!!」


ザッシュ……!!!!!


「グロォォォォォォォ!?!?」


私はドラゴンの尻尾を切り離した。


「すごい!すごい!!すごい!!!これが天使の力!!!次は私が!!!!」


ザシュ……!

ザシュ……!!

ザシュ……!!!


「グロロロロッッ!!!!!!」


私はドラゴンに何度も斬撃を浴びせた。


「あははははは!!楽しい!!!」


ザッシュ……!

ザシュ…!!!


「今まで私たちを半殺しにした存在を!!!!この手でボコボコにできる快感!!!!気持ちよすぎて……快楽に溺れちゃう!!!!」


ザッシュ……!!!!


「あれぇ?ベギスター?こんなに弱かったっけ???」

「グロロロロォォ!!!」


ボロボロになったドラゴンが天使を睨みつけた。


「あははははは!!!!滑稽だねぇ……!睨みつけることしかできないなんて!でも……その目も!!!」


ザシュ…!!!


「グロォォォォォォォ!!!」

私はベギスターの両目を切り裂いた。


「あは!もう目もないから睨みつけれないね!じゃあ……次は!」


ザシュ…!!!

ザシュ…!!!!


「グロロロロッ!!!!」


私はドラゴンの両腕を切り落とした。


「これで爪で攻撃もできないね!!!」


「グロロロロォォ!!!」

ドラゴンは炎を吐く準備をした。


「あれぇ?まだ歯向かうの?弱いくせに♪」


「グロロロロォォォォ!!!」

ボフゥ…!!!


私はドラゴンの炎を真正面でくらった。


「あは!でもぉ〜……その程度の炎なんか私……」


私は炎を取り込んだ。


「効かないんだよね♪私自身が炎だから!」


私は、全身の魔力を剣に貯めた。


「じゃあね!ベギスター!」



炎の剣がより一層輝く



「アプリアス・ブレーカー!!!!!!」



ドゴォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!



「グロォォォォ……」

ドラゴンが真っ二つになった。


「あは!死んじゃった!この力……誰にも超えられない!」

私は、自分の力の大きさに快感を覚えた。


その瞬間……

「うぐっ……!」


全身が耐え難い痛みに襲われた……


「はぁ…はぁ…!まさか……魔力痛……!?」


そっか……

この力は……

エリファリアの力だった……


徐々に意識が遠のいていく……

私はその場に倒れ込んだ。


空が見える……

満月が私を嘲笑うかのように見下ろしていた。


「あはっ……!せっかく強大な力を手に入れたと思ったのに……」


私は完全に意識を失った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ