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46話:反撃

全身の魔力の流れを、ゆっくりにするイメージ……


フォォォォォォン……


「ウィンドスラッシュ!」


ドゴッ……!


「なかなかやるな。梨花ちゃん!」

「まだまだ、これからですよ!」


私は剣に魔力をゆっくり送った。


これは……エクリプス・ブレードじゃない

エクリプス・ブレードから、さらに派生させる!


「隙あり!!!」


しまった……!

考えすぎた!


「ぐっっっっ…!」

私はギリギリで攻撃から身を守れた。


「魔力の流れを穏やかにすることに気を取られすぎたらダメだよ」

「はい……!」


周りに意識を向け……

かつ

剣に魔力を穏やかに送ることにも集中する……


すぅぅぅぅぅぅぅ……


「てやあ!」

アルファさんの攻撃がとんできた。


「ストリック・バッグ……」


スッ……


「!?!?!?」


ドゴッッッッッッ…!!!!


「梨花ちゃん……。この技は……?」

アルファさんが息を切らしながら聞いてきた。

「私の技……エクリプス・ブレード……その威力を半減させて、カウンターに回せるようにしました」 

「すごい!梨花ちゃん!自分だけの技を2つも身につけるなんて!」

アリアさんが言った。

「やるね……じゃあ、私も本気で行くよ!」


本気のアルファさん……

ただでさえ、とてつもなく強いのに……


「五ノ陣 雲碧」


アルファさんが消えた……


くる…!…!!


ドゴッ……!

やった!攻撃をガードできた!!!


「梨花ちゃん……。それ、風圧ね」


は……?


ドゴゴゴゴゴッッ…!!!


「ガハッ……!!!」


今……

どこから攻撃が……?

いや…その前に……

一切アルファさんの気配を感じなかった……!


「こ…降参です……」

「梨花ちゃん。いい剣だったぞ」

「ありがとうございます!」

「さて……アリアちゃん。君には今から、瞑想をしてもらう」

「瞑想ですか?」

「体の底から魔力が湧き出るイメージで1時間瞑想だ。これから毎日やるぞ」

「はい!」

―――――――――――――――――――――――


脅迫状の期日……

アリアさんと私の特訓が昨日終わった。

「さて…皆、準備はいいな?」

「「「はい!」」」

「はいニャ!」

「では、城の前で、脅迫状を送ってきた奴が来るまで待機だ」


その時……


チリン……


ビーッ…!ビーッ…!


来た!!!


「はっ…!上だ……!!!」


私たちは空を見た。


「自ら死にに来るとは……。逃げればいいものを……」


なに……?

あれ……?


漆黒の翼に、鎌……?

全身から黒いオーラが出てるし……


「おっと……自己紹介が遅れたな……。我は死神……名はエバーリファ……。この世の怨念そのものだ……」

「お前……鉱石を使ってどうする気だ!」

アルファさんが死神に聞いた。


「我は、あの膨大な魔力の鉱石を使って怨念の力を増幅させる……。さすれば、我はもっと強大な力を手に入れられる。どうだ?我に協力すれば、怪我をしないで済むぞ?」

「嫌だね!私は、この壊れた国を任されているんだ!たとえ命に変えても守り抜いてやる!」

「そうか……。ならば仕方ないな……」

「構えろ!!!くるぞ!!!」


私たちは構えた!

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