47話:死神
「ふんっ……!!!」
死神が空中で鎌を振るった!
ビュン……!!!!
「ぐっ……!!!」
すごい風圧……!
立ってるのもやっとだ……!!
「四ノ陣……翠泉……!!!」
アルファさんの周りに水がまとった。
「ほぅ……。攻撃ではなく防御に回ったか……」
今……!
「おりゃああああ!!!エクリプス・ブレード!!!」
「バカッ……!梨花ちゃん!攻めすぎだ……!」
ガッキン……!
防がれた!?
「愚かな……。小娘1匹で我に勝てるわけなかろう……」
ヒュン……
ドゴォォォォォォォォン……!!!!
「ガハァッ……!!!」
私は飛ばされ、城壁を突き破った。
痛い……
背中が……
「五ノ陣……雲碧……!!!」
その時、アルファさんが死神に攻撃を仕掛けた。
フッ……
「消えたか……。だが、子供騙しに過ぎんな……。そこだ……!!!」
ザッシュ……!!!
「グハァア……!!!」
アルファさんは死神の攻撃を喰らい、胸に傷を負った。
「アルファさん!!!」
そんな……
アルファさんまで敵わないなんて……
「隙ありニャ!!!ウォルターネ!!!ニャ!!!」
「っ……!!!」
にゃも助が死神を水の渦に閉じ込めた!
「今ニャ!!イヴちゃんは、アルファさんに治癒魔法ニャ!アリアさんは今のうちに、死神に攻撃するニャ!」
「はい!」
「わかった!」
くそっ……
私も、死神に攻撃したい……
けど……
体が動かない……
その時……
「紅玉…第九奏!体力変換……追加で!翠碧…三ノ陣!椛舞!!!」
アリアさん……いつのまに三ノ陣を会得したの……!?
翠碧・三ノ陣 椛舞は莫大な魔力を使い続ける代わりに、力を普段の数倍にする技……!
まさか……アリアさん……
この一撃で決めるつもり!?
「ふんっ……!!!」
まずい!!!
死神が水の渦を破った!!!
「猫め……お前は万死に値する!!!」
死神が、にゃも助目掛けて鎌を振ろうとした!
「させるか!!!ルミナス・カーネーション!!!!!!」
ビュン……!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴォン!!!!
やった!
アリアさんが死神を吹っ飛ばした!
「ふ、ふふふふふふ……。アリアと言ったな……。お前……なかなかに強いな……。しかも、底知れぬ魔力の持ち主だ……」
「黙って!あんたは私が倒す!」
「そうか……。威勢はいいな……ただ!お前の心は弱い!」
その瞬間……
死神が闇の渦に変わった。
ヒュウウウウウウウウ……
シュ……
「ガハッ……!!!ううううう……」
闇の渦がアリアさんの体内に入った。
まさか!?
あの死神……
アリアさんを乗っ取るつもり!?
バリッ……バリバリバリッ…!!!
周囲に雷が大量に落ちた!
ズゥゥゥゥン……
一瞬、空気が尋常じゃない重さになった。
「ふふふふふ……この者の体は我がいただいた!!!」
は……?
何あれ……
アリアさんの面影が残ってるけど……
髪は金髪だったのが、黒髪に変わってるし……
何より、悪魔の翼が生えてる……
しかも、剣が鎌に変わった!?
「お前!!!アリアさんを乗っ取ったな!!!」
「ああ、そうだ。この者の魔力をずっと狙っていた!」
「許さない……。お前だけは許さない!!!」
「ならば殺してみろ!もっとも、私を殺したらアリアも死ぬがな!」
「にゃも助……!アルファさんを治療して….。イヴちゃん、一緒にアリアさんを取り戻すよ……!」
「はいニャ!」
「はい!」
「小娘が何匹かかろうと同じこと!我を止められる者は居ない!!!」
「やってみなきゃ、わからない!!イヴちゃん!アリアさんを取り戻すよ!」
「はい!」
私とイヴちゃんは、死神に立ち向かった!




