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40話:3人でデート

そんなこんなで……あの後も言い争いはあったが、無事に服屋に着いた。


「梨花ちゃん!この服とかどう?似合うと思うよ!」

「梨花さん、こっちはどうですか?梨花さんにピッタリだと思います!」

「えっと〜……」

完全にアリアさんとイヴちゃん、勝負してる…


「両方とも着てみるね」


私は先にアリアさんが勧めてくれた服を着た。

アリアさんが勧めてくれたのは、グロップドトップスだった。

この服かわいい

てか……この世界にも、こんな服あったんだ……

やっぱり現実世界の裏というのが関係しているのかな?

だとすると、この世界にも電動マッサージ機があったのも納得がいくし……

そんなことを考えているうちに着替え終わった。


「梨花ちゃん!すごく似合ってるよ!」

「確かに……梨花さんにぴったりですね……。でも!私のおすすめの服の方が似合っているはずです!」

「イヴちゃんのも今から着るね」


私はもう一回試着室に入り、イヴちゃんが勧めてくれたものを着た。

この服はザ・清楚系って感じがして、こっちもかわいい……


「梨花さん、すごく似合ってます!」

「確かに、こっちも梨花ちゃんに似合ってる……。でも!私が勧めた方が似合ってるし!」

「こっちの方が似合ってますよ!」

「2人とも落ち着いて!どっちも、かわいいから両方買うね!」

「「ふん!」」

イヴちゃんとアリアさんが、お互いにそっぽ向いた。

「ね、ねえ…2人とも……次はどこに行く?」

「どこにしよう……?」

「どこがいいのでしょうか……?」

「じゃあ、カフェに行こう!メイドカフェじゃない普通のカフェに!」

「いいね!それ!メイドカフェじゃないのが残念だけど……」

「メイドカフェじゃないのならいいですよ」

「じゃあ、決まり!」


私たちは、おしゃれなカフェに入った。

カフェに入るなり、私は、1番気になっていたことを2人に聞いた。


「ねえ……なんで、昨日から2人とも喧嘩してるの?」

「それは……」

「アリア様と昨日話してたんです。梨花さんが居ないから悲しいですねって……」

「そうしたら……いつのまにか、どっちが梨花ちゃんと仲良いか競い合ってて……」

「それで今に至るって感じです……」


なんか……

拍子抜けだった。

でも、2人ともそれだけ私のことを心配してくれてたってわけだし……


「ありがとう、2人ともそんなに心配してくれて。私は、2人とも大切だし好きだよ」

「私も好きだよ。梨花ちゃん」

「私もです…梨花さん……」

2人とも恥ずかしそうに言った。


「ねえ……」

「あの……」

「今日しよ?」

「今日しませんか?」

2人に誘われた。

「うん!」


こうして、私たちは濃密な1日を過ごした……

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